ここ数年新潟大学工学部では、学期末の最後の講義の時間に 講義に関するアンケートを行なっていて授業改善に役立てているようですが、 それに習って、今回第 7 回目の講義時間に 「講義に対する意見、質問、不満等」を自由に書いてもらいました。
ただし、授業改善のためのものとしたかったので、
学籍番号と氏名を併記してもらい (出席と数えたり、
点数に影響を与えることはしません)、
さらに「無責任な意見は書かないこと」と注意をした上で
書いてもらいました。
備忘録も兼ねて、それを以下にまとめておきます。
(06/03 2008)
回答は、小さい紙を講義の最初に配って、 それに「講義に対する意見、質問、不満等」を自由に書いてもらって 講義の最後に提出してもらいました。 回答総数は 39 枚 、その内訳は、
その一方で、不満や要望のみの意見以外の学生は約 75 % 位となっていますが、 それにはいくつかの理由があると考えられます。
「高校に近い」というのは、それ以前の講義は以下のような形式でした。
大学ではむしろこのような講義が一般的であり、 それには それなりの理由もあります。 今でも、現在の私の講義の形式よりも以前の形の方が 大学の講義としてはふさわしいと思っています。
しかし、アンケートを取ってみると毎回大多数の学生に同じことを指摘され、 最初はそれは単に 高校までの受身の勉強方法が抜けていないんだろうと考えていたのですが、 あまりにその意見が多いので、
しかし、そろそろ高校までのような受身の学習法から脱却し、 自分で考え、自分で問題を解き、自分で理解する、 という能動的な学習法に変え、 講義やノートはむしろ自分の勉強を補佐するもの、 という大学の一般的な学習スタイルを身につけてもらいたいと思っています。
また、特に最近「レポートを」「中間テストを」という意見が多いのですが、 これらについては後で個々に理由をあげますが、 改変をおこなうつもりはありません。 これらはいずれも
そろそろテストや単位のための勉強、という考え方は捨てて、
大学の勉強は自分の実力をつけるための勉強なんだということを
認識してもらいたいと思います。
(06/03 2008)
書かれていたことに対する私からの回答を上げておきますが、 肯定的な意見は以前とほぼ同じなので、回答はここには書きません。 以前のアンケートに対する回答のページ (answer1.html) を参照してください。 不満等に関する回答も、以前と同じものになる場合はそちらを引用します (カッコ内は人数)。
時々プリントを配布したら、という話でしたが、 今後も教科書の説明ではわかりにくいところは 必要に応じてプリントは配布します。 ただ、板書を減らすためにプリントを配布することはしません。
以前、腕を怪我したために、
ノートのコピーを配布して講義したことがありますが、
皆さん見事に寝てました。
適度にノートを取るのは脳のためにも良いのです。
(06/03 2008)
特に重要な点やそれほど気にしなくてもいい点を整理して、 とありましたが、数学は使われる場面でその重要性は変わります。 よって、皆さんにとってどれが重要で、どれが重要でないか、 などは私にも皆さんにも判断できるものではありません。 言い変えれば全部重要だとも言えるでしょう。
楽に勉強したい人は、90 分の講義の中で 5,6 分だけの部分が大事で、 後は知らなくてもいい、という風にできていると思いたいのでしょうが、 そんな風になっているのなら、最初からその 5,6 分のところしか講義せず、 別の内容を盛り込んで 90 分にします。 つまり、90 分全部が必要な時間なのです。
90 分じっと勉強するのが嫌なら、
講義に頼らず自分のペースで教科書を勉強してみたらいかがでしょうか。
(06/03 2008)
意義を見出せず、無意味に時間を使うだけのような気がします。
理解度の確認のためのようですが、
それは宿題とその解答の説明でできるのではないでしょうか。
(06/03 2008)
grad の意味については話しましたし、div については今後話す予定です。
なお、実際に物理に出てくる例については、
むしろ電磁気学や流体力学の方で学んでください。
(06/03 2008)
今後、多少例が出てきます。
(06/03 2008)