講義に関するアンケートについて (応用数理 A: 2009 年度)


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はじめに

ここ数年新潟大学工学部では、学期末の最後の講義の時間に 講義に関するアンケートを行なっていて授業改善に役立てているようですが、 それに習って、今回第 7 回目の講義時間に 「講義に対する意見、質問、不満等」を自由に書いてもらいました。

ただし、授業改善のためのものとしたかったので、 学籍番号と氏名を併記してもらい (出席と数えたり、 点数に影響を与えることはしません)、 さらに「無責任な意見は書かないこと」と注意をした上で 書いてもらいました。 備忘録も兼ねて、それを以下にまとめておきます。
(06/08 2009)

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私的に行ったアンケート


概要

回答は、小さい紙を講義の最初に配って、 それに「講義に対する意見、質問、不満等」を自由に書いてもらって 講義の最後に提出してもらいました。 回答総数は 38 枚 、その内訳は、

となりました。 今年は不満を上げている学生はそれほどいませんでしたが、 それにはいくつかの理由があると考えられます。 よって履修登録者全体に対象を広げると意見も変わるでしょうが、 「授業改善」ということに関しては 講義に出て来ている学生の意見を考えれば良いだろうと思いますので、 それでいいのだと思います。

「高校に近い」というのは、それ以前の講義は以下のような形式でした。

大学ではむしろこのような講義が一般的であり、 それには それなりの理由もあります。 今でも、現在の私の講義の形式よりも以前の形の方が 大学の講義としてはふさわしいと思っています。

しかし、アンケートを取ってみると毎回大多数の学生に同じことを指摘され、 最初はそれは単に 高校までの受身の勉強方法が抜けていないんだろうと考えていたのですが、 あまりにその意見が多いので、

と考え、進度や例題等に関してはある程度の譲歩を行なっているわけです。

しかし、そろそろ高校までのような受身の学習法から脱却し、 自分で考え、自分で問題を解き、自分で理解する、 という能動的な学習法に変え、 講義やノートはむしろ自分の勉強を補佐するもの、 という大学の一般的な学習スタイルを身につけてもらいたいと思っています。
(06/08 2009)

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書かれていたこと

書かれていたことに対する私からの回答を上げておきますが、 肯定的な意見は以前とほぼ同じなので、回答はここには書きません。 以前のアンケートに対する回答のページ (answer1.html) を参照してください。 不満等に関する回答も、以前と同じものになる場合はそちらを引用します (カッコ内は人数)。


(06/08 2009)

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回答


もう少し学生の方を見て

残念ながらあまり必要性を感じません。

以前にも、別の科目で「学生の反応を見て講義しろ」 という意見を書かれたことがありますが、 私は、皆さんの講義中の顔を見て、 平均的に何を考えているかを判断する能力などは持っていませんし、 そもそも講義中にすべてを理解させようと思って講義していません。
(06/08 2009)

追記ですが、 これは「黒板の方を見ていると体が邪魔になって黒板が見えない」 ということではないか、 という意見が後で寄せられました。 確かにそれはあると思います。 過去に、黒板の方に話すと聞きにくくなる、という意見も聞いたことがあります。 多少半身になっているつもりなのですが、 意識して書いた場所を見えるように体を開くようにしたいと思います。
(06/11 2009)

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黒板の下の方を使わないで

了解しました。改善したいと思います。
(06/08 2009)

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たまにちょっと速い

これでも全然遅い位で、昔の講義よりもだいぶペースは落としています。 これくらいにはついてきてください。

また、講義中にすべてを理解したいと思っているなら、 それは大学の講義の受講態度としては間違いです。
(06/08 2009)

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試験の問題が毎年同じらしいが変えて欲しい

大学の講義は試験のためにあるわけではないので、 試験に関する話を今の時点で答える必要性は感じません。

ちなみに、「試験の問題が毎年同じ」ということはありませんが、 昨年の試験で久しぶりに試験監督をして、ややびっくりしたのも確かで、 少し形態を変えようかと考えてはいます。
(06/08 2009)

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厳密さは大事だけど、あいまいな方 (教科書) に逃げてしまう

私の講義の方が、教科書よりも厳密だ、ということでしょうか。 具体的にどのあたりを指しているのかわかりませんが、 教科書の証明を省略しているところも多いですので、 多分そんなことはないと思います。

むしろ、教科書の難点 (行間や証明の穴) を埋める説明をしている、 というつもりでやっています。

ただ、私の講義にしばられる必要性は全くありません。 教科書の方がわかりやすいのであれば、 そちらで勉強してください。 むしろその勉強スタイルの方が筋です。
(06/08 2009)

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作成日: 06/27 2011
竹野茂治@新潟工科大学 (shige@iee.niit.ac.jp)