5 予想 1.1 との関係
連続な
で、自然数 と連続な
に対し、
(36)
のとき、 が定数になってしまうような 全体の集合を 、
(36) のときに
(37)
となる 全体の集合を 、
(36) のときに
(38)
となる 全体の集合を と書くことにすると、
2 節、3 節で見たように、
任意の に対し
であり、
(a) の場合の も任意の に対し
で、
の (b) の場合の は、
,
となる。
さらに、全単射な連続関数
に対して、
も言える。
そして、これらによって、予想 1.1 に対して、
[2] の命題 5 に相当するものが成り立つ。
すなわち次が言える。なお、, , 条件 (H) 等は [2] にあるものと同じ記号を用いることにする。
命題 5.1
- が条件 (H) を満たし、
に対し、
, が以下のいずれかを満たす場合は
予想 1.1 は正しい。
証明は、下の 2 つは [2] とほぼ同様だが、
の場合は、
から
( に
関して定数) となるので、
が成り立つ。
竹野茂治@新潟工科大学
2024-03-25