4 内積の公式の場合
次に、(3) について考える。この場合も事情は
(2) とほぼ同じである。
24 ページの (1.1) より、
であるから、(3) の左辺は、
となる。一方、(3) の右辺は
となるので、(3) が成り立つためには、
 |
(9) |
である必要がある。
任意の
に対して、
(9) を満たす定数
は
常に取ることができるが、
任意の
に対して、
(9) を満たす定ベクトル
は、
でないと取ることができない。
もし、
ならば、例えば
とすれば、
となり、確かに (9) を満たす。
の場合は、
(3) の左辺は
(3) の右辺は
なので、
の場合は両辺を合わせるために
定数を入れて (6) としなければならないことがわかる。
(6) であれば、
を
とすればいいだけなので、正しく成立する。
竹野茂治@新潟工科大学
2007年5月8日