6 x の -1 乗以外の負の整数乗
次は、
の負の整数乗
(
は 2 以上の自然数) の定積分
(40)
を考えるが、この場合も分点は等間隔には取らない。
リーマン和は
(41)
となるが、ここで、
(42)
とする。
すなわち、
を
として、大小が逆順になるので添字を
逆順につけ直したものを
とすると
(43)
となる。このとき、リーマン和を
で書くと
(44)
となるが、標本点
を
(45)
とすれば、
なので
だから、確かに
となる。
このとき、
は
(46)
となるので、丁度
のような形になるが、
これはまさに (40) の
に関する置換積分に
対応する。
を、区間
の
等分点
(47)
と取ると、
(48)
となり、
より、これは
のときに
に収束するから、2 節 (16) の
結果より、
(49)
となる。
なお、これは、(16) を用いなくても、
(48) を展開して (14) を用いて
直接極限を求めることでも得られるのであるが、
その後の式の変形が少し面倒になる。
なお、この
が
に一致するためには、
収束条件 (4) を満たすことを示す必要があるが、
で、
は
で下に凸な増加関数であるから、
命題 4 より、
は
で
最大値を取り、
となるので
が言え、
これで収束条件が満たされ、
(50)
となる。
竹野茂治@新潟工科大学
2026-07-30