14 部分積分の形
ここまでいくつかの節では、変数の置き換えを行って
リーマン和を計算する場面もあったが、それは「置換積分」に相当する。
それに対して、本節以降の数節では「部分積分」に相当する定積分の
区分求積について考察する。
まずは、指数関数の
倍の定積分
(84)
を考える。
この定積分は、通常は
と見て
部分積分するものであるが、これを区分求積で考える。
リーマン和は
であるが、
は等分、標本点
は右端に取る:
このとき、
とすると、
となるが、
であり、また
の和は、
より、
となるので、
は
となるが、(32) より
に対して
となることがわかる。
は等分点だから、これが
となる:
(85)
さらに、
の
倍の積分も原理的にはできるのであるが、
その場合
の和を求める必要があり、それがかなり面倒である。
竹野茂治@新潟工科大学
2026-07-30