であれば、 かどうかは、 かどうか、 および かどうかと一致するので の -特性族の項は か 0 となる。 よっていずれの場合も
で評価され、よって Lemma 7.2 (ii) より (27) が得られる。の場合は、3.6 節と同じ 1. から 6. と同じ場合分けで考える。 なお、3.6 節で述べた通り、 は十分小さいと見れば 2. の場合は起こらないとしてよいので、 2. を除外した 5 通りで考える。
まず、1. の , , の 場合は より , , で、 の -特性族の項は となるので、 (29) で評価される。
3. の , ,
の場合は、
,
だから
の -特性族の項は
となるが、
5. の , , の場合は、 3. の と を入れ変えただけの形で同じ評価が 示される。
4. の , , の場合は、 の -特性族の項は のみ となるので、これも (29) で評価される。
6. の , , の場合も 4. の と を入れ変えただけの形で同じ評価が 示される。
これで、[A-2] の場合はすべて (27) が 成り立つことがわかった。
竹野茂治@新潟工科大学