Step 1.
証明 5 の Step 1. と同じで の場合のみを考える。
Step 2.
証明 5 の Step 2. と同様に、 を (10) のように分けると、 で、 , , は右手系の直交系で、 (13) と同様にして
(15)
Step 3.
, , は 1 次独立なので、
(16)
(18)
この証明 6 は、本質的には証明 2、 証明 5 などとそれほど違いはないが、 (18) をみてわかる通り 実質的には と が垂直な場合に帰着させている。
なお、「垂直な場合に帰着」というなら、 むしろ (1) の両辺に を代入することで先に (1) を (18) に帰着できることを示してから、 (15), (16) を用いてそれを示す、 という順の方が筋かもしれないが、 それだと (1) の右辺も使ってしまうことになるので、 ここでは (1) の左辺から右辺を導くということにこだわって あえてこのようにしてみた。 その点では、証明 5 は (1) の右辺を先に使ってしまっていることになるので、 この証明 6 の方がいいかもしれない。
竹野茂治@新潟工科大学