このページの内容は LaTeX2HTML (latex2html-2008 以降) に関する情報です。 latex2html-2K.1beta 以前の情報については 「latex2html-2K.1beta 以前用の日本語化パッチ」 のページを、 latex2html-2002 の情報については 「latex2html-2002 用の日本語化パッチ」 のページを参照してください。
また、このページや日本語化パッチ付属のドキュメントに書かれている情報は
Unix 環境を前提として書かれていますので、
MS-Windows 上では状況は異なるかもしれません。
MS-Windows 上でのインストールに関しては、
オリジナルの latex2html 配布物に含まれる英語のドキュメント、
あるいは阿部@北教大 さんの WWW ページ
http://www.phys.asa.hokkyodai.ac.jp/osamu/latex2html/index.html
(「Windows に LaTeX2HTML インストールしよう」)
をご覧下さい。
(注: 04/06 2017 現在上記サイトにつながりません。
以後 こちら でも
MS-Windows へのインストールに関する情報を上げていく予定です。)
LaTeX2HTML に関する質問や意見等があれば、以下に送ってください。 送って頂いたものすべてに対応するとは限りませんが、 特に日本語化パッチに関する話についてはできる限り対応したいと考えています。
なお、この Web ページは、 LaTeX で書いたものを LaTeX2HTML で変換したものでは「ありません」。 本来はそうした方が望ましいのかもしれませんが、 このページの内容は印刷物にはしませんし、 HTML を書くこともそれほど大変ではありませんので、 直接 HTML を書いています。 LaTeX 文書を LaTeX2HTML で変換したもののサンプルは、 例えば以下や、「関連サイト」の節の 「LaTeX2HTML の使用例」 のリンク先をご覧ください。
目次へ戻る
LaTeX2HTML は LaTeX のソースファイルを WWW page 形式のファイル (html) に自動変換してくれるソフトです。次のような特徴があります。
LaTeX2HTML を日本語化するものとしては、 以前、武藤@Debian プロジェクト さんの作られた 99.1 用のものがありました。 それをその後の latex2html (99.2beta, 2K1beta, 2002, 2008、およびそれ以降) に合わせて更新、修正してきたのがここにある日本語化パッチです。
目次へ戻る以下に、LaTeX2HTML とその日本語化が動作するために 必要なソフトウェアを紹介します。 なお、ソフトウェアの必要なバージョンについては、 厳密にはわかりません。 古いもので不具合があれば、新しいものに変えてみてください。
ただし、上のソフトのうち、
なお、上記は Unix の環境を仮定しています。
MS-Windows の場合は、必要なソフトは変わる可能性があります
(cf.
http://www.phys.asa.hokkyodai.ac.jp/osamu/latex2html/index.html
「Windows に LaTeX2HTML インストールしよう」)。
(注: 04/06 2017 現在上記サイトにつながりません。
以後 こちら でも
MS-Windows へのインストールに関する情報を上げていく予定です。)
日本語化パッチの使用法等については、 パッチアーカイブファイルに含まれる付属ドキュメントファイル (README*) をご覧ください。 また、パッチの変更箇所等については「更新情報」 のセクションをご覧下さい。
なお、以前ここで公開していた 2K.1beta 用, 2002 用のパッチに関しては、 古い LaTeX2HTML のページ (2K.1beta 用, 2002 用) をご覧下さい。
現在、latex2html-2018 以降用の日本語化パッチは、 従来の jp1.X, jp2.X とは異なり、以下のものになっています。
よって、従来バージョンによっては必要だった nkf は必要なくなり、 また、LaTeX ファイルのどの日本語コード (jis/sjis/euc/utf8) からも、 どの日本語コードの HTML ファイルも生成できるようになりました。 詳しくは、付属ドキュメントを参照してください。
なお、従来の latex2html-2017.2 までのもの用の日本語化パッチは、 以下の 2 種類がありました。
もとの LaTeX ファイルの日本語コードとは異なるコードの HTML (例えば ISO-2022-JP の 7bit JIS 等) を生成したい場合は jp1.X を、 Shift_JIS や EUC-JP, UTF-8 の LaTeX ファイルをそのままのコードで HTML に変換したい場合は jp2.X を使用します。
(08/30 2019) 目次へ戻る現在の日本語化パッチが仮定している latex2html 本体のアーカイブファイルを以下に置きます。
latex2html-2015, latex2html-2016, latex2html-2017 は、 latex2html-2008 に対して、 Debian の方のボランティア が作成した latex2html に関するバグなどの修正パッチを適用したもので、 リビジョン番号は latex2html-2008 と同じ 1.71 のままになっています。
なお、latex2html-2012.tgz というものも CTAN サイト などにありますが、 これは、latex2html-2008 の perl に関する古い記述 (Warning が出る) の部分のみを修正したもので、latex2html-2008 との実質的な違いはなく、 さらに latex2html-2012 は latex2html-2008 からのリビジョン番号の流れを 変えてしまっていて (2008 は revision 1.71, 2012 は revision 1.2) 誤解を招く恐れがありますので、 latex2html-2012 に関する日本語化パッチは作成しませんが、 ほぼ latex2html-2008 用の日本語化パッチが適用できるはずです。
これらはのファイルは CTAN サイト (およびそのミラーサイト) でも見つかると思います。
これらより古い版の latex2html については、 古い LaTeX2HTML のページ (2K.1beta 以前, 2002) からも取得できます。
目次へ戻る本パッチは無保証です。しかし色々な不具合は、対応できるものは行う 予定ですので、不具合の報告、意見などは歓迎します。 報告等は メールで お願い致します。
配付ライセンスは、武藤@Debian プロジェクト さんによる 99.1 用のパッチ同様、 オリジナルの LaTeX2HTML のライセンス (現在は、latex2html-2008 より GPL v2) に従うものとします。
目次へ戻るlatex2html 97.1 の頃より武藤@Debian プロジェクト さんの日本語化 パッチをありがたく使わせて頂いています。また、色々な助言を頂いたり、 今回のパッチの公開にも快く応じて頂きました。 この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
高久 雅生 (masao@ulis.ac.jp) さんから footnote の文字化けの修正と jsarticle, jsbook スタイルへの対応に関するパッチを頂きました。 どうもありがとうございました。
児玉@神戸高専 (kdm@kobe-kosen.ac.jp) さんから j-article, j-report に対する不具合の報告と jbook, j-book, ascmac スタイルへの対応に関するパッチを頂きました。 どうもありがとうございました。
kawafuji@msk.minolta.co.jp さんから latex2html-2K.1beta の revision に関する不具合の報告と 自作のスタイルファイルに関する不具合の報告を頂きました。 どうもありがとうございました。
山縣@ぶらっとホーム (yamagata@plathome.co.jp) さんから latex2html-2002 に対する日本語化パッチの報告とその不具合に対するパッチ、 Red Hat Linux での日本語化パッチの採用の報告、 Slackware Linux 用の日本語パッケージに関する情報、 および latex2html-2002-2 に関する動作の報告を頂きました。 どうもありがとうございました。
Vine Linux の開発メンバーから Q and A Q.1.1 に関して、 Vine Linux の開発 tree に含まれる latex2html-2002 の rpm に関する情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
鈴見咲君高 (suzumizaki@excite.co.jp) さんから この WWW ページの間違いや HTML 4.01 への対応に関する報告、 HTML4 における文字コードの扱いに関する情報、 ご自身で公開されている WWW ページに関する情報などを頂きました。 どうもありがとうございました。
研究室の山岡薫さんとの共同作業で、latex2html の日本語化パッチと CJK package との問題点に関する情報が得られました。 どうもありがとうございました。
SUGIMOTO Sadahiro (ixtl@utmc.or.jp) さんから 日本語版の latex2html の FreeBSD の新しいパッケージに関する 情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
NOMURA Masataka (nomura@maritime.kobe-u.ac.jp) さんから Q and A Q.2.2 に関する情報や 具体的な perl コードなどの情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
seiji さんから 奥村さんの TeX Q&A のページに書いた、RedHat Linux 9 に含まれる latex2html に関する修正に対する動作報告 (奥村さんの掲示板の 23730 の記事参照) や RedHat Linux に関する情報などを頂きました。 どうもありがとうございました。
Yasufumi Haga (yasufumi.haga@nifty.com) さんから Q and A Q.3.3 に関する情報を頂きました。 なお、Yasufumi Haga さんは latex2html のマニュアルの日本語訳も 公開しておられます。 どうもありがとうございました。
市橋卓司 (takuji-ngy@umin.ac.jp) さんから jsarticle で graphicx パッケージを使用した際、取り込んだ EPS 画像が 切れる問題に関する情報、 および 、latex2html 実行時に graphicx パッケージをサポートしない警告が 出る問題に関する情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
Koji Harada さんから \fbox{} で数式を囲んだ場合の数式番号がずれる問題に関する情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
山本昌志さん (www.ipc.akita-nct.ac.jp) さんから more_amsmath.perl のバグに関する情報と 修正パッチに関する動作確認の報告、 および Linux ではデフォルトの設定で 日本語化されていない dvips が使われてしまう問題に関する情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
迫田誠治さん (sakoda@cc.nda.ac.jp)、および 「TeX Q&A 掲示版」 で松浦孝範さんから、 Linux 上の latex2html の日本語化パッチの機能が デフォルトで有効になっている件に関する情報を頂きました。 さらに松浦さんは、日本語化パッチの当たった latex2html を別名コマンド (jlatex2html) へ修正する作業も行なわれました。 どうもありがとうございました。
「TeX Q&A 掲示版」 上で本田さんから、 数式内の日本語の最後が切れてしまうという情報を頂きました。 またそれに対する回答を同じ掲示板上で角藤さんから頂きました。 どうもありがとうございました。
「TeX Q&A 掲示版」 上で栗山さんから、 Vine 版の latex2html では l2h (wrapper スクリプト) がうまく動かない、 という情報、およびその対処法、 内部で起動する dvips に -Ppdf がついている場合の詳しい情報、 amsmath パッケージを使用した場合の情報等を頂きました。 どうもありがとうございました。
「TeX Q&A 掲示版」 上で角藤さんから、 内部で起動する dvips に -Ppdf がついている場合の詳しい情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
「TeX Q&A 掲示版」 上で T.WATANABE さんから、 MS-Windows での latex2html の設定ファイルの問題に関する情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
「TeX Q&A 掲示版」 上で takashina さんから、 MS-Windows での latex2html の作業ディレクトリに 空白が含まれている場合の問題に関する情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
「TeX Q&A 掲示版」 上で Ken さんから、 JavaScript 用の行を HTML ファイルに追加する場合の問題に関する情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
鷹合@金沢工大 (takago@neptune.kanazawa-it.ac.jp) さんから、 MS-IE で真っ白なページが表示されることがある問題とその修正パッチを頂きました。 どうもありがとうございました。
「TeX Q&A 掲示版」 上で 人の注意の聞けないユーザーさんから、 \symbol コマンドの変換の問題と $EQNO_WIDTH が必要な場合に関する情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
佐野香さんから、MS-Windows 上で which に関するエラーが出る問題と MS-Windows 版の gs に関する情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
若松久仁光さん (harmos2@yahoo.co.jp) から、 Mac OS X (10.6) 上の UTF-8 環境で 1.10beta 系パッチを使用した場合の 文字化けの情報と、2.1beta 系パッチでの動作報告を頂きました。 どうもありがとうございました。
Ernesto Cuadros Vargas さんから、enumerate パッケージ使用時の問題 の情報を頂きました。 また、中林歩さんから、正規表現でエスケープされていない { } の問題に関する情報を頂きました。どうもありがとうございました。
TODOROKI Shin-ichi さんから、 jp3.2b1.22 で -title に日本語を指定した場合の文字化けの問題と、 \today が和暦の年月日に正常に出力されない問題の情報を頂きました。 どうもありがとうございました。
匿名の方から、主に Windows 環境での不具合、バグなどの報告を頂きました。 どうもありがとうございました。
目次へ戻るここに、現在の日本語化パッチの更新情報等をあげていきます。
今年始めに latex2html-2024 がでています。 ただし、2023.2 と 2024 の本体自身の違いはごくわずかで、
程度で、本体の実質的な更新はありません。 2023.2 用のパッチもそのままあたりますので、 2024 用の日本語化パッチの作成は、しばらく保留しますが、 「raw モード版」やアクセント対応等の更新を行ったら 作成・公開するかもしれません。
latex2html-2023.2 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.38) を公開します。
2023 と 2023.2 の本体自身の違いは、以下の通りです。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
「更新情報等(01/25 2023)」に書いた、 「raw モード版」はまだできていませんし、 英語のアクセント対応もまだできていません。
今月初めに latex2html-2023.2 がでたようです。 日本語化の作業は、夏休みに入ってから行いますので、 しばらくお待ちください。
latex2html-2023 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.37) を公開します。
2022.2 と 2023 の本体自身の違いは、以下の通りです。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
「更新情報等(01/25 2023)」に書いた、 「raw モード版」はまだできていませんし、 英語のアクセント対応もまだできていません。
既に latex2html-2023 が公開されていますが、 2022.2 からの変更はあまり大きくはありません。 春休み中に対応作業をする予定ですが、 余裕があれば現在本家の方はやっている 「raw モード版」での処理で日本語ファイルの変換が可能か試してみて、 それで UTF-8 の日本語ファイルの処理、platex 以外の処理についても テストしてみたいと考えています。
また、いまさらですが、日本語ファイルを処理する場合、 英語のアクセント文字が正しく処理されていないことに気がつきました。 これについても現在対応策を考えています。
latex2html-2022.2 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.36) を公開します。
2022 と 2022.2 の本体自身の違いは、以下の通りです。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
「本家に取り入れられた部分」とは「更新情報等 (01/25 2022)」 に書いた eqnarray* に関する問題の件です。
「日本語の infopage」は、最後の「この文書について」のページのことです。 infopage には、latex2html のバージョン、 latex2html を実行した日付や latex2html を実行したときのコマンドライン などが表示されますが、 以前はさらに latex2html の Copyright 表示、 latex2html を実行した人の名前なども表示されるようになっていました。 それが現在のオリジナルの latex2html ではその手の表示がなくなり、 あっさりしたものになっています。 日本語の「この文書について」には、 まだ Copyright 表示などが残っていましたが、 今回の版からオリジナルに合わせてそれも省略するようにしました。
それから「日本語パッチに合わない修正への対応」ですが、 上にも書きましたが、2022.2 の版で、 主に UTF-8 用に「ファイルオープンを binmode に」する対策が取られました。 これは、UTF-8 の文字列を単なるバイト列として扱うような対応なのですが、 残念ながらそれは、 現在の日本語パッチが行っているエンコード処理とは合いません。 ユーザが全面的に UTF-8 のみの処理を希望しているなら、 バイト列処理でもいいのかもしれませんが。 日本ではまだ必ずしもそうではないと思いますので (少なくとも私はそうなので)、 とりあえずしばらくは現在の日本語処理を維持したいと思います。
ただ、LaTeX ファイルや LaTeX 処理系も徐々に UTF-8 系のもの (pLaTeX ではなく、LuaLaTeX とか upLaTeX とか) に移行している人も多いと思うので、 今後それに合わせた対応も検討する必要があるかもしれません。 なお、latex2html オリジナルでは、 既に lualatex などの対応は行われているので (画像生成時の LaTeX コンパイラとして、pdflatex か lualatex か dvilualatex のいずれかが選択できる)、 UTF-8 の LaTeX ファイルならオリジナルの latex2html に通るかもしれません (が、日本語ドキュメントクラスファイル用の perl ファイルを まだ作っていません)。
ちなみに、perl はややマルチバイト文字の処理が独特なのですが、 latex2html 本家が採用した「バイト列」としての扱いは それをスルーするような方法で、 日本語化パッチで言えば、ある意味では 「jp2.X 系列の nkf などを利用したコード変換処理」 に対応することになります。 だから、日本語化パッチも本家の方法に乗ることは、 実はそれほど難しいわけではありません。
それから、一つ気がつきましたが、 今年 1 月に公開された latex2html-2022.tar.gz のオリジナル本体を、 ここに置くのを忘れていました。失礼しました。 今回 2022.2 と合わせて 2022 本体も 「latex2html 本体」 に置いておきます。 もちろん、本家のサイト (「関連サイト、参考文献」 参照) からもダウンロードできます。
latex2html-2022 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.35) を公開します。
2021.2 と 2022 の本体自身の違いは、以下の通りです。
\framebox の問題は、 「LaTeX2HTML に関する注意など (11/16 2021)」 で説明したもので、 その問題が latex2html-2022 では解消されています。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
eqnarray* は、 今回の latex2html-2022 の改訂で逆に起きるようになった問題で、 次の版では解消される予定ですが、 その修正を先取りして今回の日本語化パッチに導入しました。
TODO, notice のあたりも最近はあまり手をつけていませんが、 余裕のあるときに少し考えたいと思います。
latex2html-2021.2 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.34) を公開します。
2021 と 2021.2 の本体自身の違いは、以下の通りです。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
TODO のあたりも最近はあまり手をつけていませんが、 余裕のあるときに少し考えたいと思います。
latex2html-2021 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.33) を公開します。
2020.2 と 2021 の本体自身の違いは、以下の通りです。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
1.32 から、日本語化パッチ独自の新しい機能などはほぼ入れていません。 なお、
なお、今回から日本語化パッチのアーカイブファイル名を変更しました。 今までは、
「l2h-[orgname]-jp[YYYYMMDD].tar.gz」 ([orgname] = オリジナルの l2h バージョン、 [YYYYMMDD] = 日本語化パッチのリリース日付)という形式だったのですが、 以前 2 or 3 タイプあった日本語化パッチ (バージョン番号も 2 or 3 タイプ) は現在は 1 つになっていてバージョン番号も 1 つなので、 そのバージョン番号を名前にして、
「l2h-[orgname]-[jpatch-version-name].tar.gz」という名前にしました。よって今回のパッチアーカイブは、 「l2h-2021-jp3.2b1.33.tar.gz」となっています。 今後この形式で公開していく予定です。
また、既に (2021-07-02) latex2html-2021.2 がリリースされています。 それ用の日本語化パッチの公開も、年内に行う予定です。 作業をサボっていて申し訳ありません。
latex2html-2020.2 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.32) を公開します。
2020 と 2020.2 の本体自身の違いは、以下の通りです。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
$FIGURE_SCALE_FACTOR
が効かなくなっていた問題の修正
(latex2html.pin)
${MATH,FIGURE}_SCALE_FACTOR
等が SVG 生成時にも効くように
(latex2html.pin)
$LATEX2HTMLVERSIONS
にパス列が書けない問題への対応
(versions/{unicode,html4_1}.pl, styles/{amsmath,amstex,inputenc,
luainputenc}.perl)
$TDADDOPT, $THADDOPT
を tabular 毎にリセットするように
(versions/html*.pl (*=3_2,4_0,4_01,5_0))
昨年秋にリリースされた latex2html-2020.2 の変更は、 それほど大きなものはなく、 また既に日本語化パッチに取り入れられていた修正も多かったので、 むしろ latex2html-2020.2 用のパッチはもっと早くも出せたのですが、 少し前からてがけていた少し大きな改良 (-use_dvipng_alter オプション) があり、そのテストなどがあったので、 日本語化パッチの公開が少し遅れてしまいました。どうも申し訳ありません。
なお、既に latex2html-2021 がリリースされているのですが、 こちらの変更は少し多そうなので、その対応はまただいぶ遅れるかもしれません。
1. の Encode::Locale 部分は、前回の jp3.2b1.31 から改訂しているもので、 perl の環境によっては不具合がでるかもしれません。
3. の $FIGURE_SCALE_FACTOR
は、
特に includegraphics で EPS 画像を
figure 環境にはりつけた場合にどうも効かなくなっていました。
調べたら latex2html-98.1 頃からのようで、
今回その対応を行いました。
ただ、今回の対応でも、figure 環境内で、その includegraphics 命令を
さらに center 環境などで囲んでいる場合は
$FIGURE_SCALE_FACTOR
の影響を受けません。
そのような場合に $FIGURE_SCALE_FACTOR
が効くようにするには、
html パッケージを使用し、
その figure 環境内に \htmlimage{}
を入れてください。
それでその環境がまるごと画像化され、
$FIGURE_SCALE_FACTOR
が効くようになります。
4. は、その $FIGURE_SCALE_FACTOR
、および
$MATH_SCALE_FACTOR, $DISP_SCALE_FACTOR
が
svg 画像の生成時、あるいは -use_dvipng
(日本語 LaTeX ファイルでは無効)
には効力を持たなくなっていたのを、試験的に効くようにしてみたものです。
ただ、なんらかの副作用が起きるかもしれません。
なお、これらの値の推奨値は、オプションによって異なり、
現在のところ以下のようになっています (詳しくは README.tech.jp を参照)。
$MATH_SCALE_FACTOR = 0.8; $FIGURE_SCALE_FACTOR = 1.0
$MATH_SCALE_FACTOR = 0.8; $FIGURE_SCALE_FACTOR = 0.5
$MATH_SCALE_FACTOR = 1.6; $FIGURE_SCALE_FACTOR = 1.6
(デフォルト)
5. は、html4_0.pl などのデバッグをしていて、
テスト用の html4_0.pl を手元に置いて $LATEX2HTMLVERSIONS
を初期設定ファイルで変更しようとして気がついた問題です。
$LATEX2HTMLVERSIONS
には複数のパスが書けるようになっているのですが、
それを単一のパスと思って処理しているスクリプトがいくつかありました。
6. は、gnuplot のマニュアルを latex2html で変換して気がついたのですが、
gnuplot のマニュアルでは、
少し罫線の配置をいじった表が使われているのですが、
それを HTML 版で再現する際に $TDADDOPT, $THADDOPT
を使って作業しているときに気がついた問題です。
今回の修正で、だいぶ複雑な罫線の表にも HTML で対応できるようになりました。
そのうち、どこかで例を紹介したいと思います。
本来は、latex2html 内で tabular 環境の罫線処理を
完全に HTML で再現できるように処理してくれればいいのですが、
なかなかそう簡単ではないようです。
$TDADDOPT, $THADDOPT
を使えば、
手動処理ですが、かなり再現できるようになります。
7. は latex2html-ML で出た質問に対応したものです。
8. が今回の一番大きな変更で、日本語環境向けに追加したオプションです。 現在オリジナルの latex2html では、 pdflatex + pdftocairo でデフォルトで SVG 画像を生成するようになっていますが、 これは、従来の pstoimg スクリプトによる PNG/GIF 画像の作成に比べ、 拡大しても綺麗であることだけでなく、 かなり高速に処理が終わるというメリットがあります。 pstoimg はひとつずつ画像を gs などで処理するのですが、 上の方式は一括で処理をするので、 特に数式が多いファイルの場合はかなり差がでます。
オリジナルの latex2html では、PNG 画像を生成する場合も、 -use_dvipng オプションを使えば、 latex + dvipng で処理をしてくれるので、 これも古い pstoimg 形式に比べれば、SVG 同様かなり高速に処理できます。
日本語 LaTeX ファイルの場合は、pdflatex, dvipng が使えないのですが、 SVG の方は platex + dvips + ps2pdf + pdftocairo で作れます。 しかし、dvipng の方はそうはいきません。 それを、オリジナルの latex2html の処理を参考に、 pstoimg を使わず gs で一括処理させる方法を用いて、 dvipng を使用した場合と同様の処理速度で PNG 画像を生成するオプション -use_dvipng_alter を作ってみました。
画像が多い場合には便利かと思いますが、 若干副作用のようなものもありますので、 詳しくは付属の README.patch-jp, README.tech.jp を参照してください。
9. は、jp3.X で対応していなかった問題の修正で、 つい先日気がついたものです。 日本語化パッチでは今のところ、 すべての open() をエンコード処理しているわけではないので、 もしかしたらまだこのような問題が出る可能性があります。 文字化けが起きたら報告していただけるとありがたいです。
latex2html-2020 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.31) を公開します。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
今回は、古い perl を使っている環境への対応とバグの修正です。 前者はうちの古い PC に入れてテストしようとしたらわかったもの、 後者は gnuplot の日本語ドキュメントを HTML 化して気がついたものです。
通常図を includegraphics する場合は EPS を使いますが、 l2h では柔軟に PNG や GIF なども 直接取り込むことができるようになっているのですが (大きさなどを調整してリンクを貼るだけ)、 そこに前回の更新で変更したことに対する修正をしていなかったために、 PNG などの画像を取り込むと横に「WIDTH=...」 などと表示されてしまう問題への対応です。 しばらくその問題に気がついていませんでした。
次回は、pstoimg を (dvipng も) 使わずに PNG/GIF を作るオプションや、 config/config.pl の改良などを考えています。 特に、現在の latex2html では、SVG 画像を生成するだけなら netpbm は必要ないのですが、 インストール時の検出のために netpbm がないと画像作成不可とみなされてしまっています。 また、画像を作成する経路がいくつもあるので、 いくつかのソフトが足りなくても画像を作れるようになっているのですが、 それもすべてのソフト入っていないと画像作成不可となってしまいます (最近の TeXLive とか w32tex なら大概揃っていますが)。
そのあたりを少し整理したいと考えていますが、 また重要な問題が見つかれば割り込ませるかもしれません。
latex2html-2020 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.30) を公開します。
2019.2 と 2020 の本体自身の違いは、以下の通りです。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
ようやく、最新リリース版の latex2html-2020 に追いつきました。 2019.2 までのバグが修正されていますので、新しい方をご利用ください。 今後は、ここまででいくつかわかった 実質的な問題の修正などを行って本家に報告しながら パッチを更新していく予定です。
latex2html-2019.2 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.28) を公開します。
2019 と 2019.2 の本体自身の違いは、以下の通りです。
今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
実害はあまりありませんが、2019 でのバグが修正されていますので、 なるべく新しい方をご利用ください。
latex2html-2019 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.27) を公開します。
2018.3 と 2019 の本体自身の違いは、以下の通りです。
よって、日本語化パッチ自体もたいした違いはありません。 今回の日本語化パッチの更新部分は以下の通りです。
実はすでに latex2html-2020 も出ています (2020-01-02)。 2019 から 2019.2, 2020 とそれほど大きな変更は入っていませんので、 このままできるだけ早く 2020 版まで日本語化パッチを更新し、 公開したいと考えています。
少し大きな改善を検討している部分もあるのですが、 それは一旦後回しにして、 先に 2020 用のもの最初の日本語化パッチを公開することを考えています。
latex2html-2018.3 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.26) を公開します。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。
今回は主に Windows 環境用の修正です。 それなりに緊急のものもありましたので、 急遽 2018.3 用のものを更新し公開することにしました。
先日 latex2html-2018.3 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.25) を公開しましたが、本体の latex2html-2018.3.tar.gz を 「latex2html 本体」 のセクションにあげておくのを忘れていました。 どうもすみませんでした。
latex2html-2018.3 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.25) を公開します。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。
2018.3 を新しめの Windows 環境で使うようにしたときに、 いくつか問題があることに気がつきました。 将来の版で更新すべきものは保留したものもありますが、 今回はその不具合の修正が多く入り、Windows 版との同時公開となりました。 一つの大きな変更は、「$TERMENCODE、-tenc の削除」です。
jp3.2beta1.23, jp3.2beta1.24 で導入した、 ターミナルへの入出力コード指定用の変数、オプションですが、 これは Windows では問題もあったため、 Unix, Windows で共通に使える仕組みとして perl の Encode::Locale モジュールを採用して、 ターミナル (Windows の場合はコマンドプロンプト) への入出力コードを、 Locale 値から自動取得するようにしてみました。 -title オプションで日本語タイトルを指定する場合も、 そのコードで処理するようにしてあります。
一応、 Unix (FreeBSD) 上の EUC-JP (ja_JP.eucJP), Shift_JIS (ja_JP.SJIS), UTF-8 (ja_JP.UTF-8), Windows (10) 上の Shift_JIS (cp932), UTF-8 (cp65001) での動作を確認しています。 詳しくは付属ドキュメントを参照してください。
latex2html-2018.3 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.24) を公開します。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。
なお、7. は、2018.2 用の jp3.2beta1.23 パッチで未修正だった部分で、 もし 2018.2 の方を使用したい場合は、styles/japanese.perl (インストール前はパッチを当てた後の styles/japanese.pin) の sub japanese_infopage の 3 行目の if 文の次に
$argv = Encode::decode($TERMENCODE, $argv);
という行を追加してください。
2018.3 は、数式の位置合わせを含む CSS 部分の大幅な変更、 html 5.0 への対応、SVG 画像形式への対応など、 本体の変更がかなりあります。 それらについてもドキュメントに多少書いておきましたので、 そちらを参照してください。 または、「注意、その他 (10/31 2019)」 にも多少説明があります。
latex2html-2018.2 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.23) を公開します。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。
TODOROKI Shin-ichi さんから、 jp3.2b1.22 に対する上記の問題の指摘を頂き (Thanks TODOROKI Shin-ichi さん)、 今回その修正版をリリースしました。
現在、latex2html-2018.3 に対する作業を行っていますが、 2018.3 では svg 画像への変換もサポートしています。 それは pdflatex (or lualatex) + pdftocairo で svg 画像を作っていますが、 pdflatex, lualatex が日本語を処理できないので、 platex + dvipdf (dvips + gs) + pdftocairo という迂回路での作成を考えています。
また、latex2html-2018.3 は 2018.2 よりも CSS による設定が可能なようになっていて、 例えば firefox-69 で起きるような問題 (cf. 「注意、その他 (10/25 2019)」) も起こらないようになっています。
ある程度の作業は既に済んでいますので、 近いうちにリリースする予定です。 また、latex2html-2018.3 の日本語化パッチができ次第、 その Windows 版も作成する予定です。 すぐにとはいきませんが、しばらくお待ちください。
latex2html-2018.2 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.22) を公開します。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。
実は、latex2html-2018 から latex2html-2018.2 へは、 既に日本語化パッチに含まれていた問題の修正対応の一部が取り入れられた違い (日本語化パッチのものを本家で採用してもらったものと、 逆に本家に 2018.2 で採用されていたものを後退導入してあったもの) が主でしたので、latex2html-2018 + jp3.2b1.21 と latex2html-2018.2 + jp3.2b1.22 ではほとんど違いがありません。
この調子で、latex2html-2018.3, latex2html-2019.X の日本語化パッチも公開していきたいのですが、 latex2html-2018.2 から latex2html-2018.3 には かなり多くの修正、改良 (実質的な改良) が入っているので、 ちょっと簡単には更新できそうにないです。 だいぶ遅れていますが、しばらくお待ちください。
latex2html-2018 用の日本語化パッチ (jp3.2beta1.21) を公開します。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。
このバージョンから、対象となる latex2html が latex2html-2018 に変わり、 そして日本語化パッチは 1 種類 (jp3.2) に変わりました。 それに伴ない、初期化ファイルの書き方や、 オプションなども変更されています。
このバージョンからは nkf は必要ありませんし、 任意の日本語コードの LaTeX ファイル (jis/sjis/euc/utf8) から、 任意の日本語コードの HTML ファイルを生成できるようになります。 詳細は、付属のドキュメントを参照してください。
下の 「更新情報等 (04/22 2019)」 に、 オリジナルが github に移行したので、 「latex2html-YYYY」のようなアーカイブは今後は出てこないかも、 と書きましたが、そうでもないようで、 現在も定期的なリリースアーカイブが作られているようです。
かなり不定期ですが、2018 版は 2018, 2018.2, 2018.3 が、 2019 版は 2019, 2019.2 が既に出ています。 dvipng を使用して PNG を作成したり、 PDF の画像への対応、 画層として SVG 出力を行ったりする機能などが既に導入されています。
日本語化パッチは相当遅れを取ってしまいましたが、 nkf を使用しないパッチ 1 系統に集約したものを現在検討しています。 それなりに動くようになったら、 それぞれの版用のものを公開する予定です。
latex2html-2017.2 用の日本語化パッチ (jp1.10beta2.20, jp2.1beta1.20) を公開します。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。
詳細は、付属のドキュメントを参照してください。
latex2html の日本語化パッチを使用すると、 元号として「平成」が使用されますが、 「令和」をサポートしたものを早急に公開する予定です。 なお、とりあえず「令和」への対応が必要でしたら、 styles/japanese.perl の japanese_today を適当に修正して使用するか、 README.tech.jp の 4 節にあるように japanese_today などを初期設定ファイルで再定義してください。
現在は latex2html-2018 への対応の作業をしているところで、 それもなるべく早く公開したいと思います (もう 2019 ですし...)。
また、現在オリジナルの (開発版の) latex2html の最新版は github に移行しているので、 これまでのように「latex2html-YYYY」のようなアーカイブは 今後は出てこない可能性があります。 その場合、ここで公開している日本語化パッチは 今後どのような形で更新すべきなのか、 についても検討しないといけないかなと思っています。
最近の perl (5.26 以降) は @INC に . (カレントディレクトリ) が含まれないため、例えば一度 latex2html にかけて作った fname/ というディレクトリの画像の一部を作り直すなどの場合に、 もう一度同じファイルに latex2html をかけると、 「fname/images.pl が見つからない」などのエラーが出る場合があります。
次期パッチでなるべく対応したいと思いますが、 それが出た場合は、初期設定ファイル .latex2html-init に
push(@INC, ".");
という行を入れておけばとりあえずは済みます。
latex2html-2017.2 用の日本語化パッチ (jp1.10beta2.19, jp2.1beta1.19) を公開します。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。
詳細は、付属のドキュメントを参照してください。
latex2html-2017.2 用の日本語化パッチ (jp1.10beta2.18, jp2.1beta1.18) を公開します。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。
詳細は、付属のドキュメントを参照してください。
現在、CTAN サイトの latex2html の場所 ( https://www.ctan.org/tex-archive/support/latex2html) に、latex2html-2018.tar.gz が置かれています。 latex2html-2017.2 からの変更点は、ざっと以下のような感じです。
日本語パッチからは少し遠い方向のパッチが色々入っていること (特にロシア語の処理用に入っている UTF-8 関係の改変) や、 日本語パッチが持っていたバグの修正が入ってないこと (メーリングリストにはいくつか送ったのですが) から、 少しこの 2018 への対応は後回しにして、 次回は 2017.2 への日本語化パッチを公開したいと考えています。 かなり遅れてしまっています。どうもすみません。
「更新情報等 (02/06 2017)」 にも書きましたが、latex2html-2017 が既に 2 種類でています。 それに対する日本語化パッチもできるだけ早く作業をして 公開する予定ですが、latex2html-2017 の latex2html-2016 からの変更点をざっと調べてみましたので、 紹介しておきます。
特に version 5.22 以降の新しい perl を使う場合や、 hyperref パッケージを使う場合、 サブディレクトリに置いた画像ファイルを includegraphics している場合などは latex2html-2017 を使う方が多分よくなっていると思いますので、 できるだけ早く 2017 版の日本語化パッチを用意したいと思いますが、 現在の latex2html-2016 用の日本語化パッチが その変更部分とぶつかっている場所はほとんどありませんので、 latex2html-2017 にパッチが当たらいないところを手動で修正しても、 多分使えるのではないかとは思います。
既に目次に 「MS-Windows への LaTeX2HTML のインストール」 というセクションを作って、そちらのページで公開していますが、 MS-Windows 用の LaTeX2HTML (日本語化版) のインストール作業、 インストールに必要なファイルなどの情報をそちらであげてあります。 そして、そちらでは従来の日本語化パッチ (jp1.X, jp2.X) の他に、 jp3.X という形の日本語化パッチを置いています。 これは、
のようになっています。実は、MS-Windows では jp2.X と jp3.X のみを置いているのですが、 jp3.X も基本的には jp2.X と同じで LaTeX のコードと同じ日本語コードの HTML を出力するようになっていて、Shift_JIS か UTF-8 のみに対応しており、 どちらを使うかは実行時ではなく、インストール時に選択する形になっています。
この jp3.X を拡張して、jp1.X のように幾つかの日本語コードに対応して、 実行時にそれらを切り替えるようにするけれども nkf は不要、 というものを作り jp1.X を廃止することを当初は予定していたのですが、 やや不安定な部分もありそちらの作業はメドは立っていません。 ただ、現実的には入力の LaTeX ファイルのコードはほぼ固定しているでしょうし、 出力する HTML ファイルのコードもほぼ入力と同じでよいでしょうから、 しばらくは現在と同じ形の
という体制でいこうと考えています。 Unix で Shift_JIS をメインに使っている人は多分ほとんどいないと思いますので、 jp3.X を Unix でも使えるようにすることはあまり考えていませんが、 そのあたりについては、作業状況によってまた変更する可能性もあります。
現在、CTAN サイトの latex2html の場所 ( https://www.ctan.org/tex-archive/support/latex2html) に、latex2html_2017_1.zip (revision 1.71; 3117857 Byte; 01/21 2017), latex2html-2017.2.tar.gz (revision なし; 1131438 Byte; 01/23 2017) が置かれています。
latex2html-2017 は、latex2html-2016 に Debian 方面でリリースされた latex2html の修正パッチなどが追加されたもののようです。 まだ、この latex2html-2017 (1,2) への日本語化パッチは作成していませんが、 時間が取れたら検討します。 それまでは、日本語化については latex2html-2016 を使用してください。
先日公開した、latex2html-2016 用の日本語化パッチ (jp1.10beta2.15, jp2.1beta1.15) ですが、 日本語化パッチのパッチバージョンを更新し忘れたことに気がつきました。 よって、そこを修正し、ついでに 2 箇所の修正を追加した日本語化パッチを あらたに公開します。 (jp1.10beta2.16, jp2.1beta1.16)。
今回の日本語化パッチの変更は以下の通りです。2 つ目のものは、graphicx package を使用した LaTeX ファイルを処理すると、 最後に「No implementation found for style `graphicx'」と表示されてしまう 問題への対処です。 (cf. LaTeX2HTML に関する QandA Q.2.23)
また、3 つ目のものは、USEFLEQNINDENT の使用時に、 eqnarray などの一部の環境には CLASS がつかないようになっていたのを 修正したものです。 CLASS については、まだ完全な対応とは言えませんので、 今後も適宜修正したいと思います。
この Web ページの大幅な改訂を行いました。今までは、
としていましたが、今回、
としました。QandA 等の情報も整備し、 FAQ のページ を作成しました。今後も適宜改良を行っていく予定です。
なお、これまでは latex2html-2008 以降の日本語化パッチは「開発版」と呼んでいましたが、 もう少し整備したらその呼び名 (及びバージョン名についている「beta」) もやめる予定です。
現在、CTAN サイトの latex2html の場所 ( https://www.ctan.org/tex-archive/support/latex2html) に、latex2html-2016.tar.gz (revision 1.71; 1149971 Byte) が置かれています。 それ用の、開発版の日本語化パッチを公開します。 (jp1.10beta2.15, jp2.1beta1.15)。
latex2html-2016 は、latex2html-2015 に Debian 方面でリリースされていた latex2html の修正パッチが追加されたものです。 今回の日本語化パッチ (jp1.10beta2.15, jp2.1beta1.15) の変更は以下の通りです。
ほぼ 4 年振りに開発版の日本語化パッチを更新しました (jp1.10beta2.14, jp2.1beta1.14)。 latex2html-2015 が公開されたためと、 いくつかの修正を入れています。
現在、CTAN サイトの latex2html の場所 ( https://www.ctan.org/tex-archive/support/latex2html) に、latex2html-2002* や latex2html-2008 以外に、以下のものが置かれています。
latex2html-2012 は、 latex2html-2008 の perl 5.X 用の修正のみを行ったもので、 実質的な変更はありませんが、 2008 とはリビジョン番号を変えてしまっています。 よって、誤解を招かないよう、 latex2html-2012 用の日本語パッチはリリースしません。
一方、latex2html-2015 は、latex2html-2008 に、 Debian 方面でリリースされていた latex2html のパッチをマージしたものです。 リビジョン番号もいじっていません。 よって、今回この latex2html-2015 用に日本語パッチを更新して、 ここで公開します。
latex2html-2015 で修正されたものについては、 latex2html-2015.tar.gz に含まれる Changes ファイルの始めの部分を参照してください。 丁寧には書かれていませんが、 Debian から入ったパッチファイル名が書かれているので、 ファイル名から多少想像できますし、 そのファイル名で検索すれば内容もわかるかもしれません。 実際は、perl 5.X 用の修正やいくつかのバグの修正などが入っていて、 従来の日本語パッチでも入っていたものもあれば、 そうでないものもあります。
今回、この latex2html-2015 用に更新した日本語パッチ (jp1.10beta2.14, jp2.1beta1.14) の変更は以下の通りです。
最後のカッコ内に書いたのは、実際に修正を行った日付です。
最初の 2 つは、 「注意、その他 (08/20 2014)」 でも報告しています。
4 つ目の「math.pl への問題の対応」というのは、 「mathend000#」とかが残る問題なのですが、 latex2html-2015 でも Debian 方面のパッチが オリジナルの本体に採用されたのですが、 それよりも多分私の 2006 10/24 のパッチの方がよいように思いますので、 それに変更しているものです。
5 つ目、6 つ目は、日本語環境のテストを今回少し詳しく行って見つかった問題で、 これにより文字化け等の問題は少しは減るのではないかと思います。
本当は、この Web ページを含む、少し大がかりな改訂を行っていたのですが、 latex2html-2015 用のパッチの公開を優先しました。 大がかりな改訂の方は、もう少し時間がかかりそうです。
nkf を使用する jp1.10beta パッチの利用に関して、 付属ドキュメント README.patch-jp-pre に誤りがありました。
「2.4. make」の節に以下のように書かれています:
jp1.10beta の場合は、利用している LaTeX (pLaTeX) が EUC-JP 環境でしかし、これは私の間違いでした。 このままコメント記号を外してはいけません。
はなく Shift_JIS 環境 (デフォルトで Shift_JIS を受け付ける) であ
る場合は、prefs.pm に書かれている (コメントアウトされている)
# $prefs{'TONATIVE'} = "|$nkf -s";
# $prefs{'FROMNATIVE'} = "$nkf -e";
を
$prefs{'TONATIVE'} = "|$nkf -s";
$prefs{'FROMNATIVE'} = "$nkf -e";
に直して下さい (コメント記号を外す)。
正しくは、以下のようにしてください:
jp1.10beta の場合は、利用している LaTeX (pLaTeX) が EUC-JP 環境で基本的な違いは「nkf の前の $ を取ること」です。 config/config.pl 内で「$nkf -e」のように書いていたのをそのまま prefs.pm に持ってきたために起きた間違いです。 $ をつけたままだと日本語のコード変換が正しく実行できない latex2html がインストールされてしまいます。
はなく Shift_JIS 環境 (デフォルトで Shift_JIS を受け付ける) であ
る場合は、prefs.pm に書かれている (コメントアウトされている)
# $prefs{'TONATIVE'} = "|$nkf -s";
# $prefs{'FROMNATIVE'} = "$nkf -e";
を
$prefs{'TONATIVE'} = "| nkf -s";
$prefs{'FROMNATIVE'} = " nkf -e";
に直してください (コメント記号を外し、nkf の前の $ を取る)。
もし、nkf にパスが通っていなければ、nkf の実行ファイルのパスを
/usr/local/bin/nkf のようにフルパスで書いてください。なお、
「FROMNATIVE」の方は nkf の前に | がないことにも注意してください。
なお、UTF-8 環境の場合は、「| nkf -s」を「| nkf -w」とします。
また、jp1.10beta の場合、 出力される HTML の日本語コードを指定するよう以下のいずれかを行ってください (そうしないと文字化けするようです)。
これらは JIS (ISO-2022-JP) の HTML を出力する場合の例ですが、 シフト JIS (Shift_JIS) にしたければ上の「jis」を「sjis」に、 日本語 EUC (EUC-JP) にしたければ「jis」を「euc」に、 UTF-8 にしたければ「jis」を「jutf」にしてください。 ちなみに、これらは LaTeX ファイルの日本語コードとは関係ありません。
さらに、jp1.10beta の場合、.latex2html-init に 「&do_require_package("japanese");」のような行を 入れないでください。 これが .latex2html-init にあると、上の出力指定が効かなくなってしまい、 文字化けの原因となります。
なるべく早く、ドキュメント等の修正を行いたいと思います。
この件に関しては、若松久仁光さん (harmos2@yahoo.co.jp) から、 Mac OS X (10.6) 上の UTF-8 環境で 1.10beta 系パッチを使用した場合の 文字化けの情報と、2.1beta 系パッチでの動作報告を頂きました。 どうもありがとうございました。
開発版の日本語化パッチを更新しました (jp1.10beta2.13, jp2.1beta1.13)。 今回の変更は以下の通りです。
1 年以上なので、実はいくつかたまっていました。 更新が遅くなって申し訳ありません。 例えば、以下でアナウンスしたものは、すべて上に含まれています:
その他のものは、それ以外に見つけたバグ等です。 なお、perl 5.1X に関する問題は一部しか修正してありません。
開発版の日本語化パッチを更新しました (jp1.10beta2.12, jp2.1beta1.12)。 今回の変更は以下の通りです。
大きな変更は、 「注意、その他 (04/24 2010)」 にも書いた Julius O. Smith III によるパッチのいくつかを適用したことです。 調べてみると、そのうちすでに本家で対応されていたもの、 日本語化パッチですでに対応されていたものもありましたが、 それ以外で有用そうなものを当てておきました。
ただし、これによってどういう問題が修正されるのかについては、 実はちゃんとは把握していません。 よって、もしかしたら問題が起こる可能性もあります (実際、pstoimg.pin へのパッチは問題が起きたので外してあります)。
詳しくは、 「注意、その他 (04/24 2010)」 のサイト、あるいは直接 latex2html 本体を調べてみてください。 当てたのは latex2html.pin だけですが、 このパッチの箇所には "(by jos)" とコメントを入れてあります。
開発版の日本語化パッチを更新しました (jp1.10beta2.11, jp2.1beta1.11)。 今回の変更は以下の通りです。
大きな変更は、jp2.1beta での UTF-8 の LaTeX 環境への対応です。 これは、LaTeX2HTML のページの QandA の 「Q.1.10 TeX が UTF-8 環境の場合はどうすればいいですか」 にも書きましたが、以下のページを参考にして UTF-8 環境への対応を試験的に行ってみたものです。
手動でやる部分をできるだけ少なくしたのですが、 付属ドキュメント にも書いたようにこの対応は試験的なもので、 元々 latex2html に含まれる unicode 関連のコードへの対応は行っていません。 よって、何らかの副作用が起こる可能性はあります。
開発版の日本語化パッチを更新しました (jp1.10beta2.10, jp2.1beta1.10)。 今回の変更は以下の通りです。
まず 1. は、「この文書について」のページの制御用に .latex2html-init に サブルーチン infopagehook を使用して利用するためのものです。 例えば、セクション毎に背景色を変えたい場合、 普通のページならば \section の後ろに
\bodytext{bgcolor="#ffffaa"}のようなものを書けば済むのですが、 最後のページ「この文書について」の背景色だけは通常は制御できず、 最後に設定した色が引き継がれてしまいます。 そのような場合に、.latex2html-init 内に
sub infopagehook {のようなものを入れることで制御するためのものです。 他にも使えるように思いますが、何か良い利用法があったら教えてください。
$BODYTEXT = 'bgcolor="#ffffff"';
}
2. は、鷹合@金沢工大 (takago@neptune.kanazawa-it.ac.jp) さんから頂いた報告によるもので、 title に日本語が含まれている場合、 MS-IE などでは真っ白なページが表示されることがあるそうです (UTF-8 の場合)。 それには、TITLE タグを、 charset を設定する META タグの後ろに移動すればいいらしく、 そのようなパッチを頂きました。どうもありがとうございました。
3. は、\TeX や \LaTeX 等の命令に対して、 latex2html が生成するデフォルトの CSS (スタイルシート) と HTML とがやや対応していないところを修正したものです。 従来は、\TeX や \LaTeX という命令に対しては、 HTML、CSS には以下のようなものが出力されていました。
<SPAN CLASS="logo-TeX"> T<SMALL>E</SMALL>X</SPAN>
<SPAN CLASS="logo,LaTeX"> L<SUP><SMALL>A</SMALL></SUP >T<SMALL>E</SMALL>X</SPAN>
DIV.logo-LaTeX { }
DIV.logo-TeX { }
DIV.LaTeX { }
関連する部分しか取り出していませんが、 HTML の方が SPAN を使っているのに、 CSS の方は DIV になっていますからまずそこが対応していませんし、 また、HTML の方の SPAN のクラス名に \LaTeX の方は "logo,LaTeX" のように , が使われていて、これも正しくありません。 今回のパッチによりこれらは以下のように改善されます。
<SPAN CLASS="logo-TeX"> T<SMALL>E</SMALL>X</SPAN>
<SPAN CLASS="logo-LaTeX LaTeX"> L<SUP><SMALL>A</SMALL></SUP >T<SMALL>E</SMALL>X</SPAN>
SPAN.logo-LaTeX { }
SPAN.logo-TeX { }
SPAN.LaTeX { }
latex2html には CSS に関するコマンド \htmlsetstyle, \htmladdtostyle なども用意されているのですが、 実はこれも現在は多少変な仕様になっていて、やや使いづらいです。 本家がちゃんと修正してくれればいいのですが、 今はそれは期待できません (本家は直す気はないらしい) ので、 本家とは独自に日本語化パッチの方でそれらをちゃんとした形 (昔の形) に直すか、 それともそこまでは手をつけないでおくか、やや悩ましいところです。
開発版の日本語化パッチを更新しました (jp1.10beta2.9, jp2.1beta1.9)。 今回の変更は以下の通りです。
これは、fleqn (数式を左合わせ) の場合の独自対応機能である USEFLEQNINDENT を使用時に、 eqnarray 環境で数式が左揃えにならない問題への対処です。 これは、特に eqnarray 環境の 3 つの要素のうち、 左の要素が長い数式の場合に問題となっていたものです。
eqnarray 環境は table タグで表現されるのですが、 USEFLEQNINDENT を使わなければ、左の要素が width 50%、 右の要素が width 50% となりますので、左合わせになりません。 USEFLEQNINDENT を使った場合はむしろその width 指定を取ることで、 自動的な左合わせを実現しようと思っていました。
ところが、左要素が長い数式の場合、 自動的にそこに大きなスペースが割り当てられるようで、 残念ながら期待したものになっていませんでした:
見てわかる通り、左要素が長い数式の場合は右の方にだいぶ寄って表示され、 左合わせにはなりません。 それを、かなり強引な方法ですが、以下のようにして改良しました。
いかにも行儀の悪いやり方ですが、これにより数式の左合わせ、 という目標はそれなりに達成できているのではないかと思います。
少なくとも前よりはましになっていることがわかると思います。
なお、fleqn でかつ USEFLEQNINDENT を使わないデフォルトの状態では、 以下のようになります。
latex2html-2008 が出ましたので、 それに合わせた更新を行いました (jp1.10beta2.8, jp2.1beta1.8)。 ただし、本体が実質的にバージョン番号とライセンス (GPL になった) しか変わっていないので、パッチ自体は本質的には変更していません。 今回の変更は以下の通りです。
latex2html-2008 への対応版は、しばらくはこちらの開発版のみで行う予定です。
開発版の日本語化パッチを更新しました (jp1.10beta2.7, jp2.1beta1.7)。 今までのパッチとは色々と違いがありますので、 まだ正式版ではなくベータ版という位置づけです。 詳しくは付属ドキュメントをご覧ください。
今回の変更は以下の通りです。
以前は jp1.10beta をさらに 2 系統に分けていましたが、 今回それを統合しました。
開発版の日本語化パッチ jp1.10beta1.6, jp1.10beta2.6, jp2.1beta1.6 の公開を開始します。 今までのパッチとは色々と違いがありますので、 まだ正式版ではなくベータ版という位置づけです。 詳しくは付属ドキュメントをご覧ください。
現在は、いずれも以下の別ページにあります。
現在は、以下の別ページにあります。
dot.latex2html-init (個人用の初期設定ファイル)
の日本語訳と修正/追加等を行ったものを、
ここに置いておきます。
これは、現在の日本語化パッチアーカイブにも含まれています。
(08/25 2016)
このヘッダにも書いてありますが、 これは単なる訳ではなく改変部分も含まれていますので オリジナルのものも参照してください。 ライセンスは、オリジナルの latex2html に従うものとします。 また、そこに書かれていることに関しては、 オリジナルの作者ではなく、私 (shige) に連絡して下さい。
目次へ戻る
latex2html コマンドの perl ファイルには、
perldoc コマンドなどで参照できる POD 形式のマニュアルが埋め込まれています。
その部分は日本語化パッチでは日本語訳されてはいませんが、
今回その部分を取り出して日本語訳してみましたので、
それをここに置いておきます。
(09/14 2018)
l2hpod-jp-*.pod のヘッダ、あるいは最後にも書いてありますが、 これは単なる訳ではなく改変部分も含まれています。 オリジナルのものも参照してください。 ライセンスは、オリジナルの latex2html に従うものとします。 また、そこに書かれていることに関しては、 オリジナルの作者ではなく、私 (shige) に連絡して下さい。
目次へ戻る
latex2html-2015 より、latex2html の配布アーカイブの中には、
latex2html.1 という、
Unix でのオンラインマニュアル形式の簡易マニュアルが含まれています。
これは、元々は Debian GNU/Linux 用に 2000 年頃に
Debian 方面で latex2html パッケージの保守などをされていた
Manoj Srivastava さんが書いたもので
(それ以来内容は更新されていない)、
それを日本語訳し、
ついでに新しく追加されているオプションの説明なども
POD のヘルプなどを参考に追加してみました。
それをここに置いておきます。
(10/12 2018)
これは単なる訳ではなく改変部分も含まれています。 オリジナルのものも参照してください。 ライセンスは、オリジナルの latex2html に従うものとします。 また、そこに書かれていることに関しては、 オリジナルの作者ではなく、私 (shige) に連絡して下さい。
目次へ戻るlatex2html に付属する内部ツール pstoimg, texexpand は、perl script ですが、 それぞれ単独でも使用することができます。
pstoimg には、latex2html-2002 (正確には 99.2 の開発版) 頃から POD 形式のマニュアルが内蔵されるようになっています。 texexpand には、latex2html-97.1 頃から内部コメントとして その仕様などが書かれていたのですが、 それが latex2html-2015 頃から texexpand.1 として nroff 形式のマニュアルにまとめられて付属しています。
今回、pstoimg の POD 形式のマニュアル部分を取り出して 日本語訳してみましたので、 それをここに置いておきます。
なお、texexpand のマニュアルに関しては、
付属する texexpand.1 のセクション分類などがあまり適切ではなく、
またオプションの説明なども入っていませんので、
元々のコメント部分を POD 形式にまとめ直し、
オプションの説明などを追加したものを後日公開する予定です。
(10/23 2018)
(作成中)
各 POD ファイルのヘッダ、あるいは最後にも書いてありますが、 これは単なる訳ではなく改変部分も含まれています。 オリジナルのものも参照してください。 ライセンスは、オリジナルの latex2html に従うものとします。 また、そこに書かれていることに関しては、 オリジナルの作者ではなく、私 (shige) に連絡して下さい。
目次へ戻る以下のものからまとめてキーワード検索します。
なお、この全文検索システムは
Namazu
v2.0.20
によって構築されています。
以前、ここで latex2html に関する質問を投稿する CGI を運営していましたが、 現在は停止しています。
もし latex2html に関する質問があれば、 直接以下のアドレスにメールしてください。
目次へ戻る
書式を変更し、URL も表示するようにしました。
(09/28 2015)
大量のリンク切れがあったので、修正しました。
(03/11 2019)