2.4 質量保存則
次に、 での、時刻 の間の質量変化
を考える。この質量の増加分は、
この間に に左から流入した質量
と、
から右へ流出した質量
との差に等しいので、
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(2.8) |
が成り立つ。
これを , で書き下すと、
となる。
これは、任意の について成り立つので、
とすれば、
定義より
なので、
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(2.9) |
が得られる。
これを と で微分すれば、
右辺は のみの関数と のみの関数なので 0 となり、
また (2.3), (2.7) より
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(2.10) |
が得られる。これは質量保存を示す微分方程式で、連続の方程式
と呼ばれる。
なお、(2.9) は
, に対する質量保存則を意味する。
竹野茂治@新潟工科大学
2018-08-01