講義に関するアンケートについて (応用数理 A: 2012 年度)


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はじめに

ここ数年新潟大学工学部では、学期末の最後の講義の時間に 講義に関するアンケートを行なっていて授業改善に役立てているようですが、 それに習って、今回第 7 回目の講義時間に 「講義に対する意見、質問、不満等」を自由に書いてもらいました。 備忘録も兼ねて、それを以下にまとめておきます。
(05/28 2012)

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私的に行ったアンケート


概要

回答は、小さい紙を講義の最初に配って、 それに「講義に対する意見、質問、不満等」を自由に書いてもらって 講義の最後に提出してもらいました。 回答総数は 47 枚 、その内訳は、

となりました。重複も数えれば、

のようになりますので、 肯定的な意見を上げている学生が多いことになりますが、 これにはいくつかの理由があると思います。

履修登録者全体に対象を広げると意見も変わると考えられますが、 「授業改善」に関しては講義に来ている学生の意見のみを考えれば 良いだろうと思います。

また、現在の講義は「高校に近い」のですが、 以前の講義は以下のような形式でした。

大学ではむしろこのような講義が一般的であり、それには それなりの理由もあります。 今でも、現在の私の講義の形式よりも以前の形の方が 大学の講義としてはふさわしいと思っています。 そろそろ高校までのような受身の学習法から脱却し、 大学の能動的な学習スタイルを身につけてもらいたいと思っています。
(05/28 2012)

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書かれていたこと

書かれていたことに対する私からの回答を上げておきますが、 肯定的な意見は以前とほぼ同じなので、回答はここには書きません。 以前のアンケートに対する回答のページ (answer1.html) を参照してください。 不満等に関する回答も、以前と同じものになる場合はそちらを引用します (カッコ内は人数)。


(05/28 2012)

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回答


進度が早い

昨年に続き、今年も例年になく早いと書いた人が多くなっています (6 人)。 丁度いいという人もいましたが、早いという意見が多かったので、 残念ですが少しペースを落として、講義内容を削ることにします。

なお、現在の講義のペースは以前の講義とほぼ同じなので、 これは、大学の講義に慣れていない学生が今はやや多めであるという 残念な結果を意味しています。 本来の大学の講義からすればこれでもかなり遲いペースで、 せめてこれ位はついてきてもらいたいところですが、 「講義中にすべてを理解したい」と思っているならば、 それは大学の講義の正しい受講態度ではない、 ということをもう一度確認してもらいたいと思います。
(05/28 2012)

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わかりにくい文字がある

アンケートでは、以下のものがあげられていました。

  1. φとψ
  2. 丸囲みの 1 と 0 (零ベクトル)
  3. a と 9
  4. 「関数」と「函数」

なるべく注意したいとは思いますが、 いずれにせよ、見て判別がつかないようならば、 その場で質問してください。 あなたがわかりにくいならば、他の人もわかりにくいはずです。

なお最後のものは同じ意味です。 私は後者を書きますので、そう思ってください (cf. 「Q.2.2 「函数」は「関数」のことか」)
(05/28 2012)

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難しい

「難しい」ということは、次の 2 つが考えられます。

これからますます難しくなります。前者の理由の場合は、 それを身につけてから再受講するのが良さそうな気がしますし、 後者が理由の場合は、それを見直してみることでしょうか。 大学の講義は、 宿題をせず、授業以外に勉強せずに理解できるようにはなっていません。
(05/28 2012)

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教科書がわかりにくい

それを解説するように講義をしているつもりですが、 この教科書でわからなければ、 図書館などで他の本の説明も合わせて参照してください。 それが大学の勉強です。
(05/28 2012)

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どこが大事かわからない

大学の講義の内容、特に汎用性の高い数学の内容は、 特別に決まった目的のためにあるものではなく、 色んな場面で使われるものです。 どのように使われるかによって、 どこが大事かなどは変わりますので、 こちらから指定できるものでもありません。

高校の授業のように「ここは入試にでるから大事」 などという基準はありません。
(05/28 2012)

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質問しづらい

それは、単にあなたが子供なだけでしょう。 あなたが必要だと思うことで、その行動が許されていて、 しかもそれがやるべきことであれば、 それをやらないのは大人になれていない、というだけのことです。

どうしても質問できないのならば、 その分の責任を自分で取って、 質問はせずに自分でなんとかしてください。
(05/28 2012)

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209 講義室は寒い

極端に寒いとは思いませんが、 暑い寒いは個人差がありますので、 まずは自分の衣服で対策してください。 寒いのならば、上に着るものなどを用意すればいいでしょう。

また、これから徐々に暑くなりますから、 自然に問題は解消するのではないでしょうか。
(05/28 2012)

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線積分の 4 つはそれぞれ何を求めているのか

例が知りたいのであれば、このあと徐々に出てきます。

それぞれの意味は時と場合によって意味は違うので一概には言えませんが、 あえて言えば、「リーマン和による定義そのもの」がそれらのもつ意味です。 1 変数の導関数を「接線の傾き」、 1 変数の定積分を「面積」としか覚えていない人は、 それらを物理や工学に応用できないのと同じだと思います。
(05/28 2012)

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作成日: 05/29 2012
竹野茂治@新潟工科大学 (shige@iee.niit.ac.jp)