4 広義積分の同等性: その 1
本節では、次を示す。
命題 4.1
が収束すれば
も収束し、(4) が成立する。
まず、前節の定理 3.1 より、
なる任意の
に対して
とすると、
(10)
となる。この式で
とすることを考えるが、
より、(4) が成立することは
ほぼ「
」となるときであることがわかる。
一方で
の極限
の不定形なので 0 に収束することは自明ではない。
しかし、
のときは次が言える。
補題 4.2
のとき、
なる任意の
,
に対し、
(11)
証明
なる任意の
に対して
とすると、
上では
なので、
(12)
となる。よって
より (12) で
とすれば (11) が得られる。
のときは
のとき
となるので、(11) より
が成り立つ。
よって、(10) で
(
) と
すれば (10) の左辺は
に収束するから
右辺の積分も有限値
に収束し、
かつ (4) が成立することがわかる。
これで命題 4.1 が成り立つことが示された。
竹野茂治@新潟工科大学
2025-12-25