を 以上の最小の整数を表わすとするとき、 となる , に対して
(11)
証明
ならば
(12)
が奇数の場合、 は整数なので、
(13)
(14)
が偶数の場合は、わずかに違いが出ることになるが、 この場合 が奇数になるので、 それをなるべく等しく 2 つに分けるには と に分けるのが最善であるから、 (13), (14) は、 いずれの場合もある意味で (8) のように 確率を均等にする最良の分け方 (のひとつ) であることになる。 なお、(14) の確率が逆の場合も同じ意味で最良であり、 このような最良の分配方法は一意に決まるわけではない。
とりあえず、 の場合は、 はそれなりに妥当なものであることが言えたことになる。
竹野茂治@新潟工科大学