4 y2 の一般の場合
この節では、3 節と同様にして、
一般の
に対する
を考えてみることにする。
に対し、

となり、
,
なので、
補題 1 により
 |
(15) |
となる。今、(15) の分子 (中カッコ内) を
とすれば、
 |
(16) |
となるが、これが 2 つの整数のいずれかとなることを示す。
補題 2
整数
は、
を満たし、よって、
か
かの
いずれかである。
証明
今、任意の実数
に対して
と書くことにすると、
より
であり、よって、

となる。よって、
より、
が言える。
この補題 2 と (16) より、
 |
(17) |
であること、および、
が
か
かの
いずれかであることがわかる。
それは、
,
,...,
に、
高々 1 だけしか違いがないことを意味し、また、もちろん、
であるから、これらは、
を
個へできるだけ均等に分割する方法として、
(16) の
が
最適 (なものの一つ) であることを意味する。
これにより、
の妥当性の保証が得られたことになる。
竹野茂治@新潟工科大学
2007年6月22日