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(PDF ファイル: system2.pdf)
私が聞いた、合同アフィン変換 (1) を決定する方法は
以下のような方法であった。
- 空間内の 3 点 , , を、それらが三角形を作るように取る
(一直線上には取らない)
- それらのアフィン変換 (1) による像 , , を
決め、そのようなアフィン変換を求める (具体的には回転行列 とベクトル
の成分を求める) ことを考える
- 以下のようにベクトル
,
,
と
,
,
を決める
- すると、
,
に対して
が成り立つので、両辺 をかけて により が求まり、
は式 (1) より
により求まる
方法は以上の通りであるが、しかしこれらの操作は
必ずしも自明ではない部分を含んでいる。
例えば
,
より、
となり、同様にして
が成り立つことも分かるので
が成り立てば確かに 、すなわち
となるが、この
、すなわち
は明らかではないし、例えば一般の行列 に対して成り立つ式ではない。
しかし、これは が回転行列の場合は成立する。
定理 1
が直交行列で、 の場合、
,
に対して
が成立する。
証明
が直交行列、すなわち である場合、
の
は互いに直交する単位ベクトルとなる。
また、 より
,
,
はこの順に右手系となる。よって、以下が成り立つ。
となる。
今、
の各成分を
と書くことにすると、
となるので、
となる。
が求まれば、そこから平行移動成分
を求めるのは易しい。
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Shigeharu TAKENO
2004年 2月 26日