バッチファイルは、通常
と書いたバッチファイル (ファイル名を test1.bat とします) を、 コマンドプロンプトで
dir
date /t
chkdsk c:
あるいは拡張子をつけずに
> test1.bat
と実行すれば、 現在のディレクトリ内のファイルの一覧を表示し (dir)、 現在の日付を表示し (date /t)、 C ドライブのチェックを実行して表示します (chkdsk c:)。 なお、コマンドプロンプトやバッチファイル内では、 コマンド名やパラメータは大文字、小文字の区別はされませんので、 本稿では主に小文字で表記することにします6。
> test1
バッチファイルの編集は「メモ帳」(notepad) でもできますが、 キーワードの色づけ機能や高度の編集機能を持つ、 よりプログラマ向けのエディタ (MkEditor, TeraPad, Notepad++ 等) を用いる方が効率的でしょう7。
バッチファイルで利用できる構文や、 MS-Windows に用意されている基本コマンドには それらのヘルプドキュメントも用意されていて、例えば
のようにコマンド名やキーワードの後ろに /? をつけるか、 help コマンドを用いて
> if /?
> dir /?
とすれば、その説明が表示されます。 その出力をファイルに保存したければ、
> help if
> help dir
のようにすれば、 if の説明文が if.txt というファイルに保存されます (この > の使い方については 5 節参照)。 単に
> if /? > if.txt
とすると、コマンドプロンプト用に用意されているコマンドの一覧が表示されます。
> help
竹野茂治@新潟工科大学