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本稿ではこれらのうち、手軽で、 非常に古くから使われているバッチファイルによる スクリプトプログラミングについて紹介します。 これにより、小さいプログラムしか作れない人、 あるいはプログラムを作ったことがない人でも、 定型作業の自動化や、複数のソフトの連携、 小さなソフトの繰り返しの使用などが行えるようになるのでは、と思います。
なおコマンドプロンプトでは、通常
のように、 現在自分のいるディレクトリが記号 > の左に表示されていて、 ユーザが実際に入力するのは > より右側の部分 (上の例では dir) なのですが、これだと無駄な表示部分が長いので、 以後コマンドプロンプトの例示では、 特別な場合を除いて、カレントディレクトリ部分は省略して
C:\
Documents and Settings\
hoge\
My Documents> dir
のように表記することとします。 そして、このように > から始まる例示は コマンドプロンプトでの実行例を意味することにしますので、 実際に試す場合は先頭の > は入力しないでください4。 なお、この > も含めてその左側の部分に表示されるものについては、 prompt コマンドで変更することができます (詳しくは help prompt 参照)。
> dir
また、本稿は MS-Windows XP のコマンドプロンプトを仮定して書いているため、 XP 以前の MS-Windows (特に「MS-DOS プロンプト」と呼ばれていたソフト) には当てはまらない記述も多少ありますので注意してください。
竹野茂治@新潟工科大学