5.9 バロトロピックのラグランジュ座標系の場合

バロトロピックのラグランジュ座標系の場合は、 3.8 節、 4.11 節より $R_j(\tilde{U}_0)$, $S_j(\tilde{U}_0)$ ($j=1,2$) は以下の通り。

\begin{displaymath}
\begin{array}{lll}
R_1(\tilde{U}_0):
& \displaystyle \tild...
...{P}(\tilde{v}_0)}%
{\tilde{v}-\tilde{v}_0}}\right)
\end{array}\end{displaymath}

また、 $\hat{R}_2(\tilde{U}_0)$, $\hat{S}_2(\tilde{U}_0)$ は、 容易に

\begin{displaymath}
\begin{array}{lll}
\hat{R}_2(\tilde{U}_0):
& \displaystyle...
...tilde{v};\tilde{v}_0)
& (\tilde{v}\leq\tilde{v}_0)
\end{array}\end{displaymath}

であり、それぞれ $R_1(\tilde{U}_0)$, $S_1(\tilde{U}_0)$ $\tilde{u}=\tilde{u}_0$ に関して対称であることが言える。

リーマン問題の解法もオイラー座標系の場合とほぼ同様である。

竹野茂治@新潟工科大学
2018-08-01