7 最後に

本稿では、$y$ 方向の拡大が相似になる関数、 すなわち (4) を満たす関数について考察したが、 正確には、$y$ 方向の拡大が元の関数と相似、という条件は、 平行移動や回転も含まれなければいけない。

ただし、$y$ 方向の平行移動は多分今回の話に含まれるだろうし、 逆に $x$ 方向の平行移動や回転も考察するとなると、 $y=f(x)$ のような形での考察ではかなり不十分で、 より一般の曲線に対する問題設定や考察が必要になり、 ちょっと私には無理そうな気がする。

竹野茂治@新潟工科大学
2023-07-24