10 最後に

以上をまとめると、 $y_1,\ldots,y_m$ の独立性は以下のようになる。

なお、最初の標準化については、 すべての $x_j$ の分散が同じ $(=\sigma)$ であれば、

$\displaystyle A\oplus\overrightarrow{\sigma} = \sigma A
$
となるので、実は標準化は必要なく、直接その $\overrightarrow{x}_i$ の係数の ベクトルの線形独立性と垂直性で判定できる。

竹野茂治@新潟工科大学
2022-08-19