3 積分に関する補題
補題 4
(8)
証明
は偶関数なので、
(9)
を示せばよい。それには、二重積分の極座標変換を用いる。
とすると、
は、正方形
上の二重積分と見ることができる。
は、原点中心半径 の 1/4 円 を含み、
原点中心半径 の 1/4 円
に含まれるので、
(10)
となる。ここで、 の積分を極座標変換すれば、
となるので、() より、
(11)
となる。ここで
とすれば、
はさみうちの原理により、
となるので、() が得られる。
補題 5
, に対して、
(12)
証明
より、この積分を とすると、
となるので、
と置換すれば、
補題 より
となる。
竹野茂治@新潟工科大学
2022-07-29