4 最後に

これまで述べたように、対数グラフは、 工学や多くの自然現象で現れやすい $y=Ax^\alpha$$y=A\times B^x$ のような関係式や、 それに基づく誤差を含んだデータを直線として見るために使われるものである。

今回のジップの法則も、それに当てはまるか当てはまらないかを確かめるには、 通常の軸のグラフでは正しくは判別し難く、 両対数グラフが威力を発揮する例になっている。

竹野茂治@新潟工科大学
2011年6月24日