次へ: 2 0 の 0 乗
上へ: xtothex1
前へ: xtothex1
(PDF ファイル: xtothex1.pdf)
の微分は、底も指数も定数でないので、通常の や
の微分の公式が使えずやや難しい。通常は
- とおいて両辺の対数をとり
として
両辺を微分 (対数微分法)
-
と変形して微分
のいずれかを使うのではないかと思われる。
ここでは、例年基礎数理 III で紹介している 2 変数関数の合成関数の微分法:
に , を代入した
に対して、
を用いる方法を紹介する1。
とすると、
となるので、 を に , を代入したものと考えれば
2 変数関数の合成関数の微分法により
となり、よって
が得られる。
この方法のいいところは、常微分の範疇ではこの関数には使えない
通常の や の微分の公式が、偏微分では使える、という点にある。
ただし、もちろん偏微分をやった後でないと学生には紹介できない。
次へ: 2 0 の 0 乗
上へ: xtothex1
前へ: xtothex1
竹野茂治@新潟工科大学
2006年3月5日