5 最後に

本稿では、2 次元データの統計的平均の値が、 実際のデータとして起こりうるための条件を考察した。 最後は、計算というよりも幾何学的な存在証明になったので、 むしろわかりにくいかもしれないが、 存在することの保証は正しく得られていると思う。

これで、不等式 (8), (9), (11) を 満たしているかだけ確認すれば良いことがわかったので、 今後は安心して「適当な」値を出せることになる。

竹野茂治@新潟工科大学
2014年11月18日