3 予想の証明
次は、漸化式 (1)、および微分の関係式 (5) を
用いて、前節の予想 (7) を証明する。
(1) に (5) を代入すると
(8)
となるから、両辺 で割ると、
となり、よって
(9)
となるので、これを繰り返し用いれば、
が得られ、これで (7) が示されたことになる。
なお、
なので、(7) は、
(10)
と書くこともできる。 は、(1) より、
に対しては、
(11)
と書けることになるが、これは (2) より でも
成立するので、(11) は に対して成り立つ。
なお、 に対しても (8) と同様の漸化式を
導くこともでき、そこから と同様にして (11) を
得ることもできる。
結局、(3), (10), (11) より、
, を 1 本で表現する以下の式が得られた。
竹野茂治@新潟工科大学
2023-07-25