tgif には単独の「出力」のコマンドはなく、
出力を行うにはファイルメニューの Print() を使います。
アイコンの並んでいるウィンドウ内の 2 段目の 2 番目のアイコン
(訳注: これは tgif-3 の話。tgif-4 では 2 段目の一番左のアイコン)
が出力形式を決定します。
その上で左か右のマウスボタンクリックして
利用可能な形式を巡回させることができます。
表示されているものが 現在の出力形式
として使われます。
いくつかの形式には カラー 版もあります。
例えば PostScript はカラーにできますし、
X11 ピクスマップ形式は X11 ビットマップ形式のカラー版と
見ることができます。白黒版とカラー版の切り替えは、
レイアウトメニューの ColorPS() か BlkWhtPS()
を選択する (かまたは <Meta><Cntrl>k) ことで行います
(訳注: これは tgif-3 の話。tgif-4 にはない)。
アイコンの並んでいるウィンドウ内の 2 段目の 2 番目のアイコンの上で、
マウス中ボタンを押したままにしていてもレイアウトメニューが出てきます
(訳注: これは tgif-3 の話。tgif-4 だと形式の一覧のメニューが出る)。
tgif がカラー印刷モードの場合、
2 段目の 2 番目のアイコンは現在の色と同じ色になります。
EPS ファイルの1 行目は
"%!PS-Adobe-3.0 EPSF-3.0"
のようなものであるべきだと思いますが、
tgif が作る EPS ファイルは "%!" だけみたいです。
何か間違ってますか ?
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tgif を対話的に使っている場合、
以下の X デフォルト値を使用してください:
- Tgif.UsePsAdobeString: 3.0/3.0
tgif を "-print" コマンドラインオプションで実行している場合、
"-adobe=3.0/3.0" というコマンドラインオプションを
使ってみてください。
Windows 用の EPS ファイルを作りたい場合は、
Windows EPS ファイルへの出力の FAQ ページ
を参照してください。
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GIF 形式の出力と Tgif.XpmToGif
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GIF 形式の画像を出力するには、
まず 現在の出力形式 を GIF/ISMAP
に設定する必要があります。
その後でファイルメニューから Print() を実行すれば、
データは GIF 形式で出力されます。
tgif は GIF ファイルを生成するためのライセンスは持っていないので、
GIF を生成するのに
netpbm
というソフトウェアの
xpmtoppm と ppmtogif を使っています。
そのデフォルトの挙動は、Tgif.XpmToGif の X リソース値を使って
別なものに置き換えることが可能です。
そのリソースを指定しなければ
Tgif.XpmToGif のデフォルト値は以下の通りです:
- Tgif.XpmToGif: xpmtoppm %s | ppmtogif
透過型の GIF 画像を生成したければ、
これを以下のように変更します:
- Tgif.XpmToGif: xpmtoppm %s | ppmtogif | giftrans -t gray75
giftrans は
http://www-genome.wi.mit.edu/WWW/tools/graphics/giftrans/
にあります。
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GIF ファイルを出力するときに出るエラーメッセージ
"xpmtoppm: can't open color names database -
reconfigure with correct RGBDEF"
は何ですか ?
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このエラーメッセージは、
xpmtoppm をコンパイルしたコンピュータの rgb.txt のパスと、
実際に実行している xpmtoppm のコンピュータのパスが
違っていることを意味します。
残念なことに、そのパスは xpmtoppm
のコンパイル時に埋め込まれてしまっています。
rgb.txt は X のディレクトリ (例えば /usr/openwin とか) の
*/lib/X11/rgb.txt です。
この問題を解消する簡単な方法は、
システム管理者としてログインし、
rgb.txt がその違うコンピュータでも同じ場所に見つかるように
シンボリックリンクを貼ることでしょう。
他には、netpbm パッケージを再 configure、再コンパイル、
再インストールするという方法もあります。
netpbm パッケージは、ftp.x.org の /R5contrib ディレクトリから
取得できます。ただ、再インストールすると、
今度は xpmtoppm が他のコンピュータでは動かなくなる、
ということになりますね
(埋め込まれたパスを /usr/openwin/lib/X11/rgb.txt にした場合
-- その場合 SUN のマシンでは動きますが、
HP の計算機では動かないでしょう)。
他には、
tgif
ホームページにある netpbm に関するセクション
を見て、改良された netpbm
(netpbm-15nov1997.tar.gz) を取得するという方法もあります。
それをインストールすると、rgb.txt の場所を RGB_DB
という環境変数で設定することができます。
公式な netpbm とこれとの違い、およびそのインストール方法は
ftp://bourbon.usc.edu/pub/tgif/tools/netpbm/README.15nov1997
に書いてあります。
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Red Hat Linux 7.2 上で
GIF ファイルを 出力するときに出るエラーメッセージ
"xpmtoppm: missing or invalid format"
は何ですか ?
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tgif は GIF ファイルを、まず XPM ファイルを作成して、そして
netpbm
パッケージの
xpmtoppm や ppmtogif などを使って
その XPM ファイルを GIF ファイルに変換しています
(上の Tgif.XpmToGif も参照)。
デフォルトでは、
tgif は XPM のバージョン 1 の形式のファイルを作りますが、
netpbm パッケージの古い xpmtoppm プログラムは
XPM バージョン 1 形式のファイルしか処理できません。
しかし、Red Hat 7.2 (ともしかしたらその後のバージョンでも)
に配布されている xpmtoppm は
XPM のバージョン 3 形式のファイルしか処理できません。
それがバージョン 1 の XPM ファイルに出会うと
このエラーメッセージを出すわけです。
この問題を解消するには、tgif に XPM のバージョン 3
の形式のファイルを作らせればいいわけですが、
それには以下の X リソース値を設定します:
- Tgif.XPmOutputVersion: 3
- Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap: false
システムによっては、
あなたの X のリソースデータベースをリセットするために
xrdb を実行する必要があるかもしないことを
覚えておいてください。
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SetExportPixelTrim()
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tgif がオブジェクトサイズを計算する仕組みのため、
GIF ファイルの回りに余計なピクセルがつくかもしれません。
その余計なピクセルを取り除くには、Print() を実行する前に
ファイルメニューの SetExportPixelTrim() を使います。
trim を "1 2 3 4" に設定すると、
左から 1 ピクセル、上から 2 ピクセル、右から 3 ピクセル、
下から 4 ピクセルを削除します。
試してみるなら、"0 0 1 1"
(右から 1 ピクセル、下から 1 ピクセル削除)
としてみるのがいいのではないかと思います。
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エラーメッセージ
"xpmtoppm: line too long
ppmtogif: EOF / read error reading magic number"
はどういう意味ですか ?
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このエラーメッセージは、多分あなたの作ろうとする画像が
広すぎるのでしょう。
xpmtoppm プログラムには最大行長が 埋めこまれ
ています ("xpmtoppm.c" の
MAX_LINE を探してみてください)。
この MAX_LINE の値を変更して、
xpmtoppm を再コンパイルして再インストールしてください。
そうでないと、広い画像ファイルを使用しない以外には、
この問題を避ける方法は私にはわかりません。
HORI Kuniko <hori@solar.mtk.nao.ac.jp> は、
xpmtoppm の代わりに convert
(ImageMagick に含まれる)
を使うことを提案しています。
その場合は、以下の 3 行をあなたの .Xdefaults
ファイルに追加してください:
Tgif.XPmOutputVersion: 3
Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap: false
Tgif.XpmToPng: convert %s png:-
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