Tgif FAQ - Windows EPS ファイルへの出力


注意:

このページは、 Tgif ホームページ にある FAQ のページ を、竹野研究室 (主に竹野) が日本語に翻訳したものです。 オリジナルサイトの作者 (Bill Cheng 氏) の許可の元、ここに公開します。

FAQ 以外のページへのリンクは、 ほとんどがオリジナルページへのリンクになっていますので、 日本語訳はされていません (ただし、そのうち主なものは今後日本語訳することも考えています)。 また、ここに書かれているリンク先やソフトウェアなどの情報は、 書かれてからかなり年月が経っていますので、 リンク切れになっていたり、 現在の状況には合わない情報である可能性もあります。

この日本語訳のページに関する意見や質問は、 オリジナルサイトの作者ではなく、 竹野 にお願いいたします。

(05/31 2017)

このページのオリジナルサイト: http://bourbon.usc.edu/tgif/faq/wineps.html

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tgif で作った EPS ファイルを Word や他の Windows アプリケーションに取り込むと、 EPS ファイルの中身が表示されません。 tgif に Windows に合う EPS ファイルを作らせる方法はありませんか ?
以下の X デフォルト値を設定 (これらがすべて必要だったか覚えていません):

Tgif.UsePsAdobeString: 3.0/3.0
Tgif.HalfToneBitmap: true
Tgif.BitmapThreshold: 0.5
Tgif.TiffEPSI: true      (<-- tgif-4.x を使っている場合はこれは不要)

そして EPSI 形式で出力すると、 Windows で使える EPS ファイルができるでしょう。 私はこれを Word で使ってみましたがうまくいきました。 この設定では、EPS ファイルを作る前に tgif はそのファイルの XBM 表示を作成し、 X デフォルト値 Tgif.XbmToTiff を見てその XBM ファイルを TIFF ファイルに変換します。 DOS/Windows EPS ファイルを作成するために、 小さいヘッダがその EPS ファイルの前に、 その TIFF ファイルが EPS ファイルの後に追加されます。 デフォルトの Tgif.XbmToTiff の X デフォルト値は以下の通りです:

Tgif.XbmToTiff: xbmtopbm %s | pnmtotiff -none > %s

xbmtoppm と pnmtotiff は、 netpbm というソフトウェアに含まれるものです。

その EPS ファイルは、PostScript プリンタで印刷する場合しか うまくいかないことを覚えておいてください !

Adobe Illustrator 8 で作った Windows EPS ファイルがあります。 それを取り込もうとすると、tgif は "unable to convert EPS preview bitmap" と言ってきます。 "eps2eps" をその EPS ファイルで実行したら tgif で取り込めるようになりましたが、 tgif で直接取り込めるようにする方法はありませんか ?
通常、Windows EPS ファイル内の概観用 (プレビュー) ビットマップは、 グレイスケール (灰色階調) 画像です。 tgif はデフォルトではこれを以下を実行して処理します:

tifftopnm %s | pgmtopbm | pbmtoxbm

ここで、上の %s は tgif が作る 一時的なファイルの名前に置き換わります。

どうも、Adobe Illustrator 8 はカラーの概観用ビットマップを 作っているようです。それで上のコマンドを実行すると それがカラーなので pbmtopbm が失敗してしまうようです。 この問題を回避するには、以下の X リソース値を使用してください:

Tgif.TiffToXbm: tifftopnm %s | ppmtopgm | pgmtopbm | pbmtoxbm

一度これを使うと、 グレイスケールの概観用ビットマップを持つ Windows EPS ファイルを取り込む場合は、 それをコメントアウトする必要があります。