現在 (2019 年度)、学部生の 1 学年定員が 200 名 (本学の 入試情報 のページの工学部の入学試験概要の項目参照) で、 博士前期課程 (2 年間の修士課程に相当) 定員は 12 名、 博士後期課程 (3 年間の博士課程に相当) 定員は 4 名 (本学の 入試情報 のページの大学院の入学試験概要の項目参照) ですが、 2019 年度は実際には学部生 169 名、博士前期が 3 名、 博士後期が 1 名入学 (本学の 入試情報 のページの前年度の入試結果の項目参照) ですので、 確かにだいぶ少ないです。
年によって大学院の人数にはかなり変動はありますが (2018 年度は博士前期は 11 名、2017 年度は 8 名)、 工学部は比較的大学院進学率が高いのが普通で、 学部の半数近くが大学院に行く、 といった (個人的な) イメージからすると確かに少なく感じます。 大学院入試でうんとしぼって少なくしているわけでもないと思いますので 進学希望者自体の数がこんなものなのかもしれません。
なお、他大学の大学院に進学する学生も、
人数は詳しくは知りませんが多少いたりするようです。
(06/13 2019 更新: shige)
大学院は、通常 2 年間の修士課程と、その上の 3 年間の博士課程が あります。 そして、うちの大学のようにそのそれぞれを博士前期課程、博士後期課程と 呼ぶ大学院も多いです。 うちの大学院の学科、定員等については、本学の 入試情報 のページの入学試験概要の項目に書かれていますが、 現在 (2019 年度) は博士前期課程 12 名、博士後期課程 4 名のようです。
学費も 入試情報 のページの学生納付金の項目に書いてありますが、 学部生と比べると博士前期課程の初年度の納付金は学部よりも 2 割程 (2 年目以降は 1 割程) 安くなっていますが、 本学の卒業生、および本学産学交流会会員企業からの社会人入学生に対しては、 授業料等が半額等により学部生の半額以下になっています (2019 年度は博士前期が 60 万円弱)。
さらに、本学学部時の成績によっては、 筆記試験の免除がある特別選考制度や、 および大学院の授業料免除の対象となる 特別奨学生に当たる可能性もあります。 詳しくは、入試広報課に聞いてみてください。
敷地には、大学院棟 (G 棟) もありますが、 特別そこに大学院生が固まって居場所があるわけではなく、 普段は所属している研究室にいます。 大学院棟には、大学院生向けの講義が行なわれる講義室や会議室、 および研究室の一部がそちらにある、といった感じです。
授業は、学部よりもだいぶ少なくなり、 研究室での研究が主体になります。 授業や実験の補佐などを行う TA (ティーチング・アシスタント) のアルバイトなども行うことが多いですし、 研究室で学部生の研究の面倒を見たり、運営を任されたりすることも多いでしょう。
大学院を修了するためには学位論文 (修士論文、博士論文) を書いて審査してもらう必要がありますが、 工学関係の大学院では学会発表や論文発表なども 義務づけられていることが多いです。 うちの大学もある程度それがあるようですが、 詳しくは知りませんので研究室の教員などにお尋ねください。
ちなみに、理系の大学院生や卒研生というと、
私にはやや汚れた白衣とスリッパ (サンダル)
で学内をうろついているイメージがあるのですが、
うちの大学では白衣で歩いている学生も、
スリッパで歩いている学生もほとんど見ません。
そんな恰好は今ははやらないのかもしれませんね。
(06/13 2019 更新: shige)
本学の 企業・一般の方へ のページの 科目等履修生・研究生 の項目に説明がありますので、それをまずご覧ください。
研究生は、通常本学の学部を卒業した学生が 大学にもう少し籍を置いて研究を (少なくとも名目上は) 行なうため、 あるいは学外の方が本学の特定の研究室で特別に研究を行うために 学部生や大学院生よりも軽い籍を置くための制度です。 大学の特定の研究室に所属することになりますので、 当然大学と指導担当教員の許可必要ですし、 特に学外からの人は審査も行われたと思います。
学費は現在 (2019 年度) 月額 30,000 円程度のようです。 在学期間は月単位で申請時に 3 ヶ月とか半年とか決めるのですが、 延長もできるようです。 うちの大学では原則として 4 月、あるいは 10 月からの入学を 取り扱っているようです。詳しい制度については学務課にお尋ね下さい。
一般的な話でいうと、 学内から研究生として残る人は、 研究をしたいために残るというよりも、 実際には浪人生 (就職浪人、公務員浪人、大学院浪人) という形で残る学生が多く、 学外からの研究生や大学院の研究生は、 本当に研究のためにくる人が多いようです。 外国からの留学生が大学院に入学する場合、語学研修を兼ねて半年、 あるいは 1 年早く来て研究生として在籍する場合もあるようです。
なお、似たような制度に「聴講生」「科目等履修生」というのがありますが、 その違いは
どこの大学でも同じだと思いますが、制度上は何の問題もないと思います。 大学院の入学試験の成績次第ではないでしょうか。
なお、最近は推薦制の大学院入試を行なうことも多いようですが (うちの大学院にもあります)、 それは学部の成績が大きく影響するでしょうから、 その場合は多少関係はあるかも知れません。
個人的な意見ですが、
各科目の理解に時間がかかってしまって留年しても、
それでちゃんとした成績が取れていれば、
留年しようがしていまいが何も問題は無いんじゃないでしょうか。
(04/14 2002: shige)
「Q 4.D.1. 大学院生の人数が学部生の人数からすると少なく感じますが」 にも書きましたが、実際に他大学の大学院に進学する学生もいます。 過去に新潟大学と長岡技術科学大学の大学院に何人か行きました (もちろん受験して不合格になる場合もあります) し、 逆に他の大学からうちの大学の大学院に入学してきた学生もいます。 また、「北陸先端科学技術大学院大学 (JAIST)」のように、 大学院だけの大学もあり、そこはもちろん「他大学出身者」ばかりです (^^)
大学院は、大学入試と同じで、基本的にどこの大学院も受けることができます。 また、大学院入試は各大学独自の試験、独自の日程なので、 うまく日程が合えば複数の大学院を受験することも可能です。 1 回目の入試は夏休みに行われることが多いようで、1,2,3 月などの年度末近くに 2 次募集を行なう所も多いようです。
最近は推薦入試、というものもあちこちの大学院で導入されているようですが、 外部の学生が推薦入試を受ける場合は、詳しくは分かりませんが、 学部の指導教員と受験先の大学院の担当教員とで連絡を取り合う必要も あるのではないかと思います。 詳しくは学部の指導教員に相談するといいでしょう。
入学試験は、専門科目とその基礎科目である数学や物理、外国語などが科され、 面接を伴うのが一般的だと思いますが、もちろんその辺は大学院によります。 昔は外国語は第二外国語も科されたようですが、 現在は英語だけで受験できる所が多いようですし、 英語も筆記試験を課さずに TOEIC などの点数で代用するところも多いようです。 詳しくは受験先の大学に聞いてください。
また、大学院はカリキュラムよりも研究室や指導教員を目標に選ぶ物だろうと 思います。 情報が少なくて色々苦労すると思うのですが、 その場合、現在の研究室の教員に相談することをお勧めします。 似たような分野の研究室であれば様子を知っているということもあるでしょうし、 教員同士知っていたり、入れるかどうかという話も聞けるかも知れません。
実は私も学部から大学院は他大学の大学院へ進学しました。 大学院受験の際、研究分野を選ぼうとしたのですが、 大学院の入試要項にあった各分野の説明は 当時の私にはよくわからない難しい専門用語で書かれていて どこが適切なのかわからなかったのですが、 ゼミの先生 (正確には指導教員とは違う先生でしたが) に相談してみたら その先生がたまたま受験先の大学院の先生をよく知っていて、 その場で直接電話までしてくれて色々と詳しく教えてもらうことができました (今でも大変感謝しています)。
なお、私のいた理学部数学科は、
工学部よりも他大学の大学院に行く頻度はかなり高いと思いますので、
私の話はあまり参考にはならないでしょう。
工学部では、研究室で専門的な教育を受けることが多いし、
受験の際の専門科目もカリキュラムが違うと受けづらいでしょうから
自分の大学、自分の研究室に残ることの方が多いのではないでしょうか。
(06/13 2019 更新: shige)
私 (shige) の話では参考にならないので、現役の院生に聞いてみました。 原文のまま掲載します。
少なくとも私と私の友人達はイメージしていたものよりは辛くなかったので 進学してよかったと思っています。 むしろ学部に比べてあれもこれもと勉強しなければいけない状態から解放され、 やることがほぼ研究だけに絞られるため、 研究が嫌いでなければ学部よりやりやすいと感じます。 また、院生にはカードキーが貸与されるため時間も学部に比べて融通が利き、 曜日や時間に拘束されない点も良いと言えます。 ただ、あくまでこれは本学の大学院の場合で、 他大学の大学院はもっと違うのかもしれません。補足しますと、多分他の大学院も同様でしょう。
大学院に進学する多くの学生は 4 年生の時と同じ研究室に進学するようです。 特に工学部の場合は、卒業研究の続きを研究したいとなると 自然とそうなることが多いようです。 しかし、大学院では 4 年生の卒業研究とは違うことをやりたい、 という人もいますし、その場合には例えば他の大学や他の学科の大学院、 または同じ大学の大学院でも他の研究室などに進学する人はいますし、 不可能ではありません (実際にうちの大学の大学院でもそういう学生はいるようです)。
ただ、特に同じ大学の別な研究室に行きたいという場合は、 前もって受け入れる側の教員や現在の指導教員に相談しておくこと、 そして合意をとっておく必要があると思います。
そして、これは一般的な話ですが、
もしかするとそういう話合いがうまくいかず
あまりいいことにならないこともあるのかもしれません。
多少難しい場合もあるように思います。
(10/23 2002: shige)
「Q 4.D.2. 大学院について教えてください」
にも書きましたが、
現在は本学から大学院に進学する学生と、
本学産学交流会会員企業からの社会人大学院入学生に対しては
授業料や実習費等が半額になるようですし、
学部時の成績によっては大学院の学費免除などの制度に当たるかもしれません。
詳しくは学務課にお問い合わせください。
(06/13 2019 更新: shige)