set mark <tab> {<data>} {<properties>}
マークは、多角形や線の頂点を記述する配列データも持ちます。この節で、そ の書式やマークデータの解釈を説明します。
マーク要素の頂点は、空行で区切られた多角形や線分を次々に順番に読みます。 これは、plot with polygons で使用する入力書式と同様です。 set mark N append <data> を使用して頂点を追加すると、空行を自動的に 追加します。
各頂点は、3 つの値 [x y mode] を持ちます。モード (mode) は以下の通り。
0 (デフォルト) fillstyle が意味する線描と塗り潰しを使用する 1 常に線描するが、塗り潰さない 2 常に塗り潰すが、線描しない 3 常に線描し、塗り潰す 4 背景色で塗り潰す
モード値が 0 または無指定の場合、各頂点グループの扱いは、有効な fillstyle が "fs empty" でなければ塗り潰し多角形、有効な fillstyle が "fs noborder" でなければ線描するものとします。これがデフォルトです。
以下は 3 つの三角形マークの定義の例です。 1 つ目は、常に空の三角形 (モード 1) として描画します。 2 つ目は、常に境界のない塗り潰し三角形 (モード 2) として描画します。 3 つ目は、マークが使われるときに有効な fillstyle をデフォルトとします。 これは、典型的にはコマンド plot with marks mt 3 や set object mark mt 3 で与える fillstyle になります。
array t = [ {-0.5, 0}, {0, 0.7}, {0.5, 0}, {-0.5, 0} ] set mark 1 t using 2:3:(1) title "empty triangle" set mark 2 t using 2:3:(2) title "filled triangle" set mark 3 t using 2:3 title "generic triangle"
ファイルやデータブロックで与える書式の例については、以下参照: marks examples annotation (23.2.3), marks examples windbarbs (23.2.4)。
竹野茂治@新潟工科大学