例えば、(2) で扱ったオイラー座標系の理想気体の
保存則方程式の場合は、
の関数
に対し、 に関する微分演算子
を
一般に、
に対して、
連立の準線形の 1 階の微分方程式 (3.3) の
係数行列 の固有値がすべて異なる実数であるとき、
(3.3) は 双曲型 (hyperbolic)
であると呼ぶ。
その固有値を
なお、 が で滑らかなときに、 全体で滑らかな , , が 存在するかどうかについては、C.1 節を 参照のこと。 少なくとも局所的にはそれらが存在することは示せるので、 必要なら を少し狭く考えることで、 上で滑らかな , , が 存在するとみなせる。 よって、以後はそのように考える ( で存在する) こととする。
竹野茂治@新潟工科大学