4 節と同じく、, に場合分けして、 を求めることから始める。 の場合は、賞金は で、 確率は なので、
の場合は、賞金は最初の 回の の分のすべての事象に が追加されるが、 の確率の和は であるから、 よって に対する の部分は
(5)
の場合と同様に、 に対して を考えれば、
は、(オ、オ) と (ウ、オ) なので、
今後この一般の式 (6) のまま計算すると面倒なので、 元の条件の を代入すると、
(7)
さて次は だが、 これは に , の最後のものを 裏に変えた場合のものを加えればよいが、 その場合は最後の回は賞金がないので、結局
(8)
(9)
元の問題に戻って考察を行うと、 であるから、 収入の期待値は (4), (9) より
が大きいときは はほぼ
(10)
(10) は の 2 次式なのでそれほど早くは増大しないが、 5 千回だと、 万円、 1 万回だと、 万円となる。
1 回投げるのに 5 秒かかるとすれば、 1 万回で 5 万秒 = 13 時間 53 分だから、約半日で終わる。 意外に時間がかからずに一財産は得られることになるわけである。
竹野茂治@新潟工科大学