理論的には無限大の期待値でも、 ジャンボ宝くじと似たような程度の賞金と確率であるから、 1 万円だと高くて参加しづらいだろうこと、 また繰り返しやるのであれば、 思ったよりも短い時間で元が取れ、 一財産かせげることになることもわかった。
インターネット上には、 賭けを受ける人が無限に支払えるはずはないとして 金額に上限を設けて損であることを説明するものや、 「直感的に損をすることは明らか」のような感覚的な意見、 あるいは幾何平均による計算、 人間の感覚の対数性などを用いた説明などが見られるが、 いずれも「儲からない」という立場の結論が多い。 よって、そうでもない、という今回のこのような考察も、 それなりに意味があるのではないかと思う。
竹野茂治@新潟工科大学