2 通常の代数的手法
まずは、(2) の公式を求める、
通常の代数的な手法を紹介する。
例えば、 は、
(
3)
の式を から まで加えると、
となるが、この左辺は
となり、また なので、(3) は
となり、よって
が得られる。同様に は、
(
4)
の和を考えることで、
が得られ、よって、
となる。
このようにして、帰納的に
の式
から を得るのが標準的な手法であり、
原理的に同じようにすればできる、という方法が示されて通常は終わりで、
高校や大学の教科書でこの先、すなわち の漸化式を導いたり、
「ファウルハーバーの定理」を紹介、証明したりすることはまずない。
竹野茂治@新潟工科大学
2020-03-16