4 平均自乗誤差
と との近さをはかる尺度として、
誤差評価でよく用いられる平均自乗誤差を計算してみる。
と () の 平均自乗誤差
(以後 とする) とは、
で定義されるものであり、関数解析学では ノルム と呼ばれている3。
これを に対して計算してみる。
に対する平均自乗誤差を () とすると、
グラフから、
となることが予想されるが、一応すべて計算してみることにする。
まずは から。
よって、 は
となる。
次に 。
よって、 は
となる。 と比較すると、
より、 である。
は、
となるので、確かに となっている。
次は 。
となるので、 となる。
最後に 。
となるので、確かに となる。
と を比較すると、
より、 となる。
よって、結果として、
となることがわかる。
竹野茂治@新潟工科大学
2007年5月31日