硬貨 だけを使って作れる最大額は、
(8)
同様に硬貨 , の 2 枚で作れる最大額は、 (8) より、
(9)
(10)
(11)
証明
(10) より、 は、
(12)
とすると、 は、 (12) より を で割った 余りとすればよい。 また は、 を で割った余りとすればよい。 これを繰り返していくことで仮定 3 を満たす が構成される。
一意性は、もし () で あるとすると、 成分の一意性 ( ) は、 で割った余りを考えればそれが成立することはわかるし、 成分の一意性も、 上と同じように を で割った余りを考えればよい。 以下同様にして繰り返せば、すべての に対して、 であることがわかる。
この一般の硬貨系では、必要なときに使用できるお札は 円札であることになる。
竹野茂治@新潟工科大学