4 回転体の重心
次に、立体状の回転図形 (軸対称図形)、
すなわち平面内のある領域が作る回転体の重心の計算を考える。
平面内の の部分にある領域 を 軸の回りに
回転させたときに 空間内に作られる回転体を とする。
その密度
も 軸に関して回転対称であるとし、
内の点 のみでそれが決まるとして、
それを とする (
)。
この場合、 は , , をパラメータとして、
と表される。この
のヤコビアンは、
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となるので、
となるので、
重心 G は 軸上にあり、その 座標 は
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(13) |
となる。
特に、領域 が、ある関数 の下の部分、すなわち、
であり、かつ密度 が によらず一定、
すなわち
である場合は、
より、 は
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となる。
竹野茂治@新潟工科大学
2019-03-05