5 一般の場合
次に、一般の の場合の について考える。
これも、最初のいくつかを計算してみよう。
ここから、(12) を拡張した、
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(14) |
が成り立つことが予想される。本節ではこれを示す。
(7), (8) に共通の係数の部分は、
と分けると、
と変形できるから、
となり、よって、(7), (8) は
となる。この両者の右辺が等しくなることを示す。
まず、
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(17) |
と書くことにすると、(16) の和の中の の
の最高次の項は、
となって、実際には次数が 1 つ下がることになる。
よって、これを で表すことを考えてみる。
, なので、
となるので、
が成り立つことになる。これを繰り返し用いると、
となるので、これを (16) に代入すると、
となる。ここで二重和が出てきたが、以下では二重和の交換定理
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(20) |
を何度か用いる。
今、(19) の二重和の項の方で とすると、
(20) より
となるので、
は、
と書けることになる。よってあとはこの係数部分の
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(22) |
を考えればよい。これに (13) を用いると、
となることがわかる。特に、 の場合は、
となるので、結局 (21) は、
となり、(15) よりこれは
に等しいことがわかる。
竹野茂治@新潟工科大学
2009年7月27日