プロ野球のように、6 チームのリーグ戦だと考察が難しいので、 ここでは単純なモデルとして A,B 2 チームのみの試合を考えて、 その 試合後のゲーム差の平均を考えることにする。
A が B に勝つ確率を () とし、 独立に 試合をすると考えると、A の勝数は 2 項分布 に従う。 よって A の勝数が である確率は
ここでは、2 種類の平均を考えてみることにする。
の平均、すなわち期待値は、
(4)
(5)
、すなわち A と B の戦力が互角であれば、 となるが、これは自然であろう。 だからこの平均が正の値になるのは のように互角でない場合である。 例えば、100 試合後にこの平均が 10 となるのは より
竹野茂治@新潟工科大学