3 変分法
次は (7) を最小にする関数 を変分法を用いて求める。
(7) の被積分関数を とすれば、
そのオイラー方程式 ([1] 参照) は
となる。 は の形、すなわち陽には によらない形なので、
となり、 は定数となる。
今の場合は、
となるので、よって を定数として
となる。変形すると、
なので、1 階の微分方程式
|
(8) |
が得られる。
良く知られているように、この微分方程式の解は、変数分離法により、
関数
|
(9) |
の逆関数のようなものとして得られる。
竹野茂治@新潟工科大学
2017年2月24日