4 伸びとの相関
本節で、 と伸びとの相関を調べてみる。まずは と から。
より、
となる。よって、 と の相関係数 は
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(11) |
となるので、 と の相関は必ずしも 0 になるわけではなく、
相関が 0 になるのは のとき、
すなわち と の回帰直線 (6) の傾き が 1 のとき、となる。
元々の回帰直線の傾きが 1 に近ければ と との相関は
小さくなるが、一般にはそうとも限らない。
次は と の相関を考える。
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(12) |
より、
すなわち の平均は 0 となる。よって、
となり、, の積和は 0 となる。一応 も計算してみると、
となるので、 と が完全に直線相関 () で
なければ であり、, の相関は
すなわち、相関は常に 0 であることがわかる。
竹野茂治@新潟工科大学
2019-06-05