2 未定係数法
まず、未定係数法による部分分数分解の例を紹介する。
例えば、
の場合は、
(1)
のように、部分分数分解後の形を「部分分数分解の原理」([2]) に
従って想定し、その形の未定係数を用いた式で表し、
これが恒等式となるように を決めるというやり方である。
(1) の分母を払うと,
となり、これが恒等式となるためには、各次数の係数を比較して、
となることが条件。
これを解いて が得られ、
よって (1) は
(2)
となる、という方法である。
竹野茂治@新潟工科大学
2024-12-06