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(PDF ファイル: quotef1.pdf)
有理関数の分母にある (実数係数の) 多項式は、代数学の基本定理により
1 次式、および実数の範囲では因数分解できない 2 次式の積で因数分解
できることが保証されるので、一般の有理関数は部分分数分解を行えば
のような形のものの和に分解されることになる。
多項式の積分は容易、2 番目の形のものも と置換すれば
(
) の形の項の和になり、
これも容易に積分できる。
問題は最後の形のものであるが、これは と置換することで
となり、これを
の二つに分けて考えることにする。
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Shigeharu TAKENO
2003年 5月 26日