2 偏微分を用いた説明
まず、
( の 2 変数関数) とすると、
であり、よって
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(3) |
となるが、2 変数関数の合成関数の微分法則
より、
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(5) |
となる。今、
とすると、(5) より
なので、
再び (5) と同じ計算を行えば、
となる。ただし、この右辺は、
を意味することとする。
この計算を繰り返せば、
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(6) |
となることがわかる。
そして、偏微分の順序交換の定理
を用いれば、
のような展開ができること、すなわち一般に
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(7) |
となることが言える。
より、(7) の右辺は、
となるので、
結局 (6), (7), (8) より (1) が成り立つことがわかる。
竹野茂治@新潟工科大学
2006年12月27日