2 極限による通常の定義
現在、導関数の定義は、極限を用いて、
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(1) |
のように行われる。
しかし、それによって通常行われる積の微分、商の微分の証明は、
やや見通しが悪いように思う。
例えば積の微分は、通常以下のように行われる。
この途中の変形は、やや不自然に見えて、あまりわかりやすい証明とは
言えないと感じるが、以下のようにすると多少は改善すると思う。
とすると、
,
で、
より、
となる、というやり方である。
これなら、途中の計算は自然に展開するだけなので、
よりわかりやすいだろうと思う。
実は、この方法は「無限小」による証明に近い手法である。
竹野茂治@新潟工科大学
2015年12月7日