2 微分演算子による分解
まず、3 回微分して元に戻る関数
(1)
について考える。
[1] と同様、微分演算子 を用いると (1) は、
と書け、そして は
と因数分解できるので、
とおけば、
となる。
この (2) から を求めることで を求めるか、
(3) から を求めることで を求めるかの 2 通りが
考えられる。
なお、線形微分方程式の一般論を知っていると、
むしろこの (2)、(3) の両方の解から
元の (1) の解がわかるのであるが、
それについても後で紹介する。
竹野茂治@新潟工科大学
2021-12-03