3 三角関数
次は、 () の
) の範囲の
曲線長 を求めてみる。
は、 の部分の形が繰り返されるので、
上の範囲の長さがわかれば、他の部分の長さも自然に求められるし、
方向のスケール変換も入った の長さについては、
全体を 倍した の長さを求め、
それを 倍すればよいので、 だけ考えればよい。
この場合は、 より、
(11)
となるが、これは、
と書ける。ここで、 は、
(13)
で定義される「第 2 種楕円積分」と呼ばれるもので、
簡単な関数で表せないとして知られている。
よって、 は を用いて (12) のように
表すことができるが、これ以上易しい式で表すことはできない。
竹野茂治@新潟工科大学
2023-12-11