4 1 以下の勾配への帰着
次に、1 以下の に帰着させることを考える。
そのためには、公式
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(4) |
や、 の加法定理
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(5) |
を用いる。公式 (4) は
より得られるし、また の加法定理は、
, の加法定理から以下のようにして容易に得られる。
(4) より、
に対して ()
であるから、
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(6) |
と求められることになる。
すなわち、
のときは (3) と (6) の
どちらを用いても から を求めることができるので、
と の小さい方を使って求めればよいことになる。
よって、 ならば、 に対して
とすれば、
として求められるし、
ならそのまま (3) で求めることにすれば、
これで、 の計算はどちらにしても の場合に帰着されることになる。
そしてこの場合は は
となる。
竹野茂治@新潟工科大学
2009年1月18日