これら間違いやすい公式などは、それがあっているかどうかを確認するには、
適当な値 ( など) をいくつか代入して検算するといいだろう。
公式は間違えていても、具体的な角度に対する三角比の値は間違えずに計算できる、
という人は多いように思う。
しかし、例えば では sin と cos の値は等しく、それによって
sin か cos かが曖昧であるような公式のチェックは原理的にできないし、
また
,
などは間違える人が割と多いようなので、
どういう値を代入するかも検算がうまくいくかどうかに関係する。
それに、負の角や
より大きい角に対する三角比の値が正しく計算
できなければ検算ができない場合もあるだろう。
一般角に対する三角比の計算方法は、何か自分で一つ確実な方法を 身につけておく必要があるだろうが、代表的なものは
私が高校生の頃は、倍角、半角の公式、三倍角の公式、和 積、
積
和の公式などはその都度加法定理を使って導いていたし、
そのために、普段から間違いなく導けるかどうかも訓練していたように
記憶している。