「 が か の形 (不定形) であれば、 となる」
もう少しまともに書けば、以下の通り。
, が以下の条件を満たすとする。
このとき、
(1)
これは、条件 3 により
の不定形の場合を
意味するが、「存在すれば」は の方に対する条件であり、
そのとき が成り立つという定理であり、
通常の使い方とは実はむしろ逆である。例えば、
は
の形なので、
普通は、
「 となるので、 となる」としなくてはならず、 つまり「」を最初に書いてはだめで、 が求まって初めて 「」と書けることになる。 特に 2 回ロピタルを使う問題の場合はさらに面倒なことになる。
その辺は、普通は大目に見るのであるが、 できれば、本当は の存在が保証されて初めて「」が 言えるということも頭に置いてもらいたい事実である。 例えば、以下の例では、 は存在するが、 は存在せず、 よって とはならない。
竹野茂治@新潟工科大学