と で , , が 含まれない項は当然共通しているため、その差では消えてしまうので、 残るのは、
となる。ここで、最後の項の符号が正なのは、 その前の 2 つの項の両者に最後の項が含まれているからである ( , )。まず、(3) を で書き直すと、 違いは膨張波とその分解 front の部分だけであり、 3.4 節で述べたように 膨張波の分解 front に対しては は共通なので、
となる。また、後 (3.10 節) で出てくるが、 解の存在定理では が十分小さい場合のみ 考えていて、よって各 front の大きさも十分小さく、 例えば Lemma 7.2 (i) の の部分も、定理で必要な評価ではすべて
であると仮定してよい。 そうすれば、Lemma 7.2 (i) より竹野茂治@新潟工科大学